第66話
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くても今の貴方達ならば正規軍の兵士達と同格と思いますよ。」
「ええ、将来どのような武人に成長するのか今から楽しみですね。」
「うふふ、最初からメンフィル所属のアルティナとゲルドはともかく、他のメンバーは卒業後は一人くらいスカウトしたいわね♪」
トワや旧Z組、特務部隊の面々はそれぞれ新Z組を誉め
「………あ……」
「………………」
トワ達に褒められたクルトとアルティナはそれぞれ呆けた。
「―――これで今回の要請も何とかクリアすることができた。ユウナ、クルト、アルティナ、ゲルド。それにミュゼにアッシュも。本当に、よく頑張ったな。」
「先月の要請から僅か1ヶ月でわたくし達も驚く程の成長を遂げましたわね……」
「ケッ……」
「ふふっ、あくまで主役はZ組の皆さんですけど。」
リィンとセレーネの称賛にアッシュは鼻を鳴らし、ミューズは苦笑しながら答えた。
「………一番頑張ったのはユウナさんではないかと。」
「そうだな……教官に協力して”神機”を倒したわけだし。」
「うん、辛い出来事を知って一度心が折れたにも関わらずすぐに立ち直って、率先して私達を率いてくれたもの。」
「あ、あたしは必死について行ったくらいで……!」
クラスメイト達に称賛されたユウナは謙遜した様子で答えた。
「―――謙遜することはない。警察学校時代で磨いていた戦闘技術や操縦センス……第Uでの頑張りと、想いの全てがあの戦いに込められていたと思う。」
「ぁ………」
「ありがとう、ユウナ。――――クロスベルの意地、しかと見せてもらった。」
「………………はい、教官……!」
リィンに称賛され、肩を軽く叩かれたユウナは目を丸くして黙り込んだ後笑顔を浮かべて力強く頷いた。
「――――それはそれとして。軍関係者でもないどころか他国から招かれている立場であるリーゼアリアまでこの場に連れてきた事についての説教や反省は後でたっぷりしてもらうからな。」
「え”。」
「チッ、少しは空気を読んでそんな些細な事は見逃せよ。」
「いや、全然些細な事じゃないぞ……」
「うふふ、しかもよりにもよって教官にとってエリゼさんと同じく目の中に入れても痛く無いほど妹同然の存在であるリーゼアリア先輩ですものね♪」
「あ…………今、私達がたくさん反省文を書かされる”未来”が”視えた”わ。」
「この場合わざわざ予知能力を使わなくても、わたし達でも普通に予測できる展開かと。」
しかしすぐに威圧を纏った笑顔を浮かべたリィンの言葉を聞いたユウナは表情を引き攣らせ、舌打ちをしたアッシュにクルトは呆れた表情で指摘し、ミューズは小悪魔な笑みを浮かべ、静かな表情で呟いたゲルドにアルティナは疲れた表情で指摘し
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