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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
デュエル
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時に心が締め付けられるように辛かった。なんだろう、この気持ちは。

「まぁ今じゃあ信頼できる仲間は増えたし、コハルも血盟騎士団ってSAOの中でも最強のギルドにいるから安心だけどな」

アヤトは笑ってみせる。しかしミストにはそんなアヤトの顔も何だか寂しそうに見えた。ミストはより一層強く心が締め付けられるようだった。それが原因かわからない。わからないが、頬に冷たいものを感じた。ミストは直ぐにそれが何か理解する。ああ、そうか……この二人はこんなにも……。

「で、ミストは何でいきなりそんな事をーーってミスト?どうした?」
「ごめん。私もういくね。ここまで送ってくれてありがとうアヤト君」
「え?いやいや、まだ転移門にも着いてないぞ?せめて転移門前までーー」
「ううん大丈夫。 心配してくれてありがとう。でもいいんだ。ちょっと一人になりたいから……あはは、ワガママ言ってゴメンね!それじゃ!」
「お、おいミスト!」

ミストは小走りで去っていった。アヤトはミストの去って見えなくなるまでは見送ろうと思い、去っていくのを見ていた。

「一人になりたい……か」

アヤトはそう呟くと、Uターンしてコハルの宿屋に戻った。















「『フォレスト・ダックの肉』を食った!?」
「『ラグー・ラビットの肉』を食った!?」

場所は50層のエギルの店の中。その中で俺とキリトの声がこだまする。

「ちょっ!?《ラグー・ラビット》ってS級食材の一つだよな?なんで教えてくれなかったんだよ!」
「それはこっちのセリフだ!《フォレスト・ダック》だってS級食材だろ!?教えてくれても良かったんじゃないか?」

むむむ、とお互い睨み合う。店主のエギルとしてはどちらも食べられなかったので羨ましそうな、悲しそうな顔をしている。

「もういい!こうなったら決闘で勝負だ!この怒りは決闘でじゃないと治らない!」
「おう!望むところだぜ!決闘でぶっ倒してやるよ!」

それを見ていた女性陣は冷めた目で戦闘狂二人を見ていた。それもそのはずである。羨ましすぎる→じゃあ決闘だ!(???)
まるで意味がわからんぞ!と突っ込みたくなるのは当たり前か。
アヤトとキリトは外に飛び出した。コハルとアスナはその後をついていく。

「……いいなぁ」

エギルは4人が去っていった先を見つめながら呟いた。



「ここでいいか!」
「ああ!方法は初撃決着モードで……さぁ送ったぞ!承認してくれ」
「おっし!承認っと……さぁカウントが始まったぜ!」

試合開始までのカウントダウンが始まる。するとコハルとアスナが到着する。

「あ!カウントダウンがはじまってる!……アスナはどっちが勝つと思う?」
「うーん…
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