機動戦士ガンダム
2173話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しく、攻撃の手が緩められる。
だが、ミロンガ改を前にその選択肢は自殺行為以外のなにものでもない。
一瞬だけ動きを止めた的に向かい、俺はビームマシンガンを次々に撃ち込んでいく。
その攻撃で数機が撃破扱いとなり、その機体は大人しく戦場から去っていく。
さて、次……っと。
こっちに飛んでくるヒートホークをスラスターで機体を回避し、仕返しとばかりにそちらに向かってビームマシンガンを撃ち込む。
にしても、まさかヒートホークを投げてくるとは思わなかった。
いやまぁ、ヒートホークはそこまで場所をとる物じゃないし、それこそ投げつけるような真似をして純粋に消耗品として考えれば、そこまでおかしな話でもない……のか?
そんな風に考えつつ、こっちに攻撃してくる敵を次々に撃破していく。
そうして、残ったのは10機に満たない数の敵。
当然のように、この時点でまだ生き残っているという事は、相当の強さを持つ敵な訳だ。
こっちとしても、油断するような真似をすれば足下をすくわれかねない程に。
そんな中、3機の黒いシグーが一斉にこっちに向かって突撃してきた。
その3機は一糸乱れぬ様子で一直線に並び……正面から見る限りでは、完全に1機のMSにしか見えない……訳ではないが、かなり見にくい。
まぁ、ここはクレイドルで重力のある場所だ。これが無重力なら、動きを合わせるのも簡単だったのだろうが……基本的に走りながら、時には背後のスラスターを使っての移動となれば、黒い三連星といえども、完全に動きを一致させるのは難しいだろう。
そう、現在俺に向かってきているシグーに乗っているのは、黒い三連星だ。
本来ならS型に乗っていたのだが、こっちに乗り換えたのは、やはりSEED世界のMSにUC世界の核融合炉を積む事が出来るようになったのが大きいだろう。
その出力に耐えられるように機体構造も若干改修され、結果として単体でザクと同程度の性能を持つようになった。
これなら、技量の差でカバーしなくても、普通に戦えるという事で、黒い三連星もS型からシグーに乗り換える事を許容したのだ。
ルナ・ジオン側としても、やはり自分の国のエースパイロットの3人がジオン軍のMSに乗っているというのは歓迎出来る事ではなかったので、そんな黒い三連星の判断を喜んで受け入れた。
ガイア達は、MSの黎明期からMSを開発してきた者達だ。
そうである以上、ザクという機体に思い入れはあったのだろうが……それでも、ルナ・ジオンの為を思って乗り換えてくれたのだ。
……うん、もしツィマッド社との交渉が上手くいってヅダを入手出来たら黒い三連星用のMSとしてもいいのかもしれないな。
この場合、幸いという表現が正しいのかどうかは分からないが、ヅダというのは基本的に宇宙空間での戦闘を前
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ