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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
S級食材
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ツ丼風の料理もだ。
各々食べると早速65層へ行くために転移門のところに行く。そして転移門を使って65層迷宮区前まで飛んだ。《バンデット・キャット》の巣は迷宮区の近くにある。

「よし着いた。ここからは時間との勝負だ。ぶっちゃけ《ドン・ザ・サーベルキャット》は二人だと難しいと思う。だから見つかる前に探し出すんだ。いいね?」
「わかってる」
「洞窟内は暗いけどミストは暗視スキルはある?」
「うん。私の友達にトレジャーハンターを自称してる子がいてその子と習得したから大丈夫」
「よし、早速いこう!」

俺たちは洞窟に入る。暗視スキルを使って周囲を見渡す。ん?金貨だ。って事はそろそろアイテム置き場だな。

「ミスト。もうそろそろアイテム置き場だ。ここからはお互い少し離れて探そう。俺は奥を探す。ミストはアイテム置き場入り口らへんを探してくれ」
「わかった。気をつけてね」
「おう」

俺は早速奥の方を見てみる。《ドン・ザ・サーベルキャット》はまだ巣に帰って来てないのか?なら本当に今がチャンスだ。
俺も辺りのアイテムからくまなく探す。なかなか見つからないな……。
しばらく探してみるが見つからない。奥ではないのか?

「アヤト君!あったよ!」
「ん?おっけ!今行く!」

俺は走ってミストの元に戻る。ミストは手に持った『フォレスト・ダックの肉』を持って頭の上に掲げる。
よし!じゃあこのままーーーってやばい!

「ミスト避けろ!!」
「え?」
「ギャシャアアアア!!!」

表示されたのは《ドン・ザ・サーベルキャット》最悪の展開だった。
間一髪ミストは敵の攻撃を躱すことが出来たのが不幸中の幸いだった。

「ミストは隠れてろ!俺が隙をつくる!そしたら全力で出口に向かって走るんだ!」
「でもそうしたらアヤト君が……」
「早く!!」
「!!」

ミストはアイテムの陰に隠れる。敵はミストの方を向いている。俺はソードスキル《ヴォーパル・ストライク》で突撃。注意を引きつける。

「お前の相手は俺だぜ化け猫野郎!」
「ギャシャアアアア!!」

敵の前足から伸びる長くて鋭い爪を振るってくる攻撃をバックステップで躱していく。

「ミスト!今だ!走れ!」

しかし此処は洞窟内。いくらバックステップで躱すにも限界がある。

「しまった!」

背中には壁。敵は前足を上から縦に振り下ろした。俺は剣で防ぐが、中々重い。こんなのをマトモに受けたらひとたまりもないだろう。

「ぐっ!」

敵のもう片方の前足で俺の剣が弾き飛ばされてしまった。万事休すか!

「えーい!!」
「ギャアアアア!!」

敵が仰け反る。後ろから攻撃されたようだ。

「ミスト!?」
「アヤト君がピンチなんだもん!こんな所
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