1部 稀有な人生の始まり
2章 妖狐
花見
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から」
俺がちらっとバスの方を見てるとこちらを見て何か話てやがる。
「昨日とは大違いだな?」
「あ〜昨日の女の子?」
「頭までおかしいのか?
俺は男だ!」
「あわわ・・・ごめんなさい
自己紹介がまだでした風ヶ丘高校3年
神咲 那美です
南條君でよかったかな?」
「綾でいい、悪かったな」
「え・・・えっと出来れば忘れてください
そして本当にありがとうございます」
彼女は真っ赤な顔で頭を下げた。
9歳だって知ってるだろうにガキ相手に照れなくても良いと思うのだが
人間ってリアルに何もないところで転ぶんだな本当に・・・
巫女・ドジ属性って何かのアニメのヒロインかと突っ込みを入れたくなる
なのはの姉美由希と仲がいいらしくすごく話し込んでいた
それから少し遅れて恭也の友人が来た。
こいつも結構な実力者だ
気配がぴんとしてるんだが・・・
名前は赤星 勇吾
どうもすずか達の周りは善人しかいないみたいだ。
なぜなら俺を一発で男だと見破りやがった。
全員が整った容姿の化け物集団だ
そして少し休憩をして今日の花見の場所に向かった
バスに揺られて30分ぐらい、そこから歩いて20分で目的地に着いた。
付いた瞬間の感想は、
世界は、幻想に満ちていた。
ピンク色の花びらが輝きをまとい、幻想的な夜桜。
ピンクの流れる滝のごとく、
枝いっぱいに薄紅色の花を咲かせている。
見渡す度に表情が変わり、
日本人の心とも言うべき桜
幻想的で美しい季節の到来。
ライトアップされた桜は、
満月の光に当てられて
誰もが魂を洗濯するぐらいの感動を与えてくれた
「ふハァ・・・」
誰もが、息を呑んだ。
神咲の案内で、私有地内へと案内された俺たち。
何回も来ている皆も声もが出せず、
歩きながら華やかに咲き誇る桜に目を奪われている。
普段は人もいっぱいの花見もここは私有地
今日だけは俺たちだけの贅沢な空間となっていた。
どうやら此処の私有地は神咲が暮らしている大家の土地らしい
花見ってここまで感動するものだったんだなぁと改めて思ったよ。
今までの花見って何だったのか思うぐらいだ!
アリサとすずかが言った意味が良くわかる。
「どう? 綾君私たちが来ている花見の場所は。」
「忍・・・さん、桜ってこんなにきれいだとは思わなかった。
またみんなもそれをドレスコートしているみたいになってビックリした」
普段なら言わないのだが、どうもこの花を見てふっと言葉にしてしまった。
「確かにな 桜の花びらが落ちてきて一段とかわいいのが余計にかわいい
特に桃子はもう世界一かわいいな」
「もう士郎さんったら」
ハイ万年バカップルは捨てておいて、本当
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