第6話 A 松田side
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先ほど爆発したマンションの前では警察関係者が唖然と立ち尽くしていた。
「な、なにが起こったんだ!!」
松田もその一人である。
「(炎が広がらない?いや・・・・・そもそもすでに鎮火されているのか)」
「(萩原・・・・いったい何が起こったんだ。)」
心の中で思わずともにそう呼びかけていた。
その思いが届いたのか目の前が光り輝き始めた。
「な、なんだ・・・・・」
「全員警戒しとけ!!」
「(いや・・・・・・・・警戒する光じゃない。どこか暖かいような)」
その光の中から中に突入していたメンバーが現れた。
その中に生きてくれと願った友の姿もあった
「は、ぎわら・・・・・・・」
「よぉ、松田」
萩原は気まずそうに松田と視線を交わす。
他のメンバーも各々仲間たちと奇跡の再開を果たしていた。
「何があったんだ?」
「懐かしい人に会ったんだ。彼がいなければここには戻ってこれなかった。」
そういって後ろを向く。
萩原が見ている方向を見ると松田にとっても懐かしい顔がいた。
「アッシュさん!!」
その声にその場にいた警察官全員の視線がアッシュに行く
松田はその視線を気にせずアッシュに話しかけた。
「そっか、アッシュさんが・・・・・」
『近くで、クエストしてたら嫌な予感してな。急行したんだ。』
助けられてよかった。
「このたびは助けてくださってありがとうございます。よろしければ感謝状を贈りたいのですが」
「いえ、必要ないです。俺たちはそれが当たり前だと思ってやっているのですから。」
アッシュはその申し出を断った。
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