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永遠の謎
129部分:第九話 悲しい者の国その二
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「それは」
「そうであればいいのだが」
「彼がいなくてはです」
 王はそのまま自分の言葉を話していく。少なくとも自分ではワーグナーを見ているつもりだった。そのことは自分では確信していた。

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