第5話 萩原研二と爆弾
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
アッシュはこの日、日本の某マンションにてクエストを完遂させたところだった。
その時、自分の耳が音を察知し、さらに危険察知能力が仕事を果たしていた。
『何かがこのマンションで起こっている。』
タッタッタッタ
「・・・・・・・・あれは!?』
一度だけ顔を合わせた懐かしい顔がそこにはあった
しかし、悠長に懐かしんでいるわけにはいかない。
『<神速>』
光の速さで接近する
そして
萩原健二はもう駄目だと感覚的に悟っていた
油断が原因だった
あと少しだからとタイマーが止まったことをいいことに休憩していたところ急にタイマーが動き始めた。
時間はわずかに10秒
どうあがいても逃げられる時間など残ってはいない
それでもできるだけ遠くに離れようとするも無情にタイマーの秒数が減っていく。
7
6
5
4
「(松田・・・・・・ごめん・・・・・・)」
3
「(ここまでみたいだ・・・・・・・)
2
「あとは頼んだよ・・・・・・・)」
1
『あきらめるのか?<神の盾>!!』
0
ドゴン!!
爆弾は爆発した
衝撃は外まで響いていた
「うそだろ・・・・・萩原ァ!!」
・・・・・・・・・
「・・・・あ れ、衝撃が来ない・・・?」
萩原は恐る恐る目を開けてみた
「な!?あなたは!」
そこには手を広げ爆発を食い止めているアッシュがいた。
「アッシュさん!!」
アッシュは振り返る
『無事だったか?』
「なんでここに?」
『いやな予感がしてな・・・・案のじょうだ。とりあえずこの炎を消さないと。』
アッシュは左手で<神の盾>を出しながら右手で水の塊を浮かべた
『行くぞ!!<水竜の流水砲>!!』
大きな水の塊が右手から発射される。放たれた砲弾はまっすぐ炎に向かって飛んでいく
今にも燃え広がりそうだった炎は鎮火した。
「すげぇ・・・・」
つぶやいたのは誰だったか
今自分の命を脅かそうとし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ