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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2171話
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 ルルーの言葉に、皆が納得しつつ、同時に驚きもする。
 あの合成食を食べて、それでも尚そのような事を言うとは……と。

「こっちに転んだ奴の懐柔は?」
「ラル大尉の部下の、タチ少尉にやって貰っています。彼も色々と忙しいのでしょうが、今の状況を考えると、あまり悠長にもしていられないので」

 あー……タチか。
 仮にも情報部にいただけあって、今は色々と忙しいと聞いている。
 何だかんだと、ルナ・ジオンの中で情報部のように動ける者はどうしても少ないんだよな。
 だからこそ、その経験のあるタチに、その辺りの皺寄せがいく。
 もっとも、タチはその件をそこまで苦には思っていなかったらしく、寧ろ嬉々として働いているという話を聞いているが。

「それで、タチの仕事ぶりは?」
「何人か、といったところですね。……スパイといっても、ようは諜報員、情報部の一員です。それだけに、タチ少尉とも馬が合うのでしょう」

 ジェーンのその言葉に、ラルが自慢げに笑みを浮かべる。
 ラルにしてみれば、タチは自分の部下だ。
 今は所属が違うようになったが、それでもよくタチが現れては色々と話をしているのを、俺も見ている。
 だからこそ、ラルは嬉しそうなのだろう。
 ……ハモンが微妙に困ったような笑いを浮かべているのが気になるが。
 もしかして、ハモンはタチを嫌ってるのか?
 いや、2人が会話しているのを見たことがあるけど、そんな感じではなかった。
 であれば、それ以外に何かあると、そう考えた方がいいだろう。
 もっとも、それで俺が思いつくような事はないが。
 下世話な感じだが、タチも男だ。間違いなく美人と呼んでもいいハモンに、何か思うところあるのかもしれない……と、そう思うのはどうなんだろうな。
 とはいえ、男女間の事は他人には分からない。
 であれば、その辺りの可能性があってもおかしくはない。
 ……ちなみに、男女間の事となると、実は俺はルナ・ジオンの面々――ただし初期メンバー以外――からは、かなり嫉妬の視線を向けられていたりする。
 いやまぁ、毎日のように連れている女が違い、更には連れている女の誰もが美人と呼ぶに相応しい人物なのだから、その辺は当然なのだろうが。
 とはいえ、その件で自分と付き合えと強引に言い寄った男も何人かおり……まぁ、結果として数人が多少の怪我を負ったり、ガンドによって病気となる事になったのだが。

「情報部、か。……ルリとラピスはともかく、長谷川に連絡を取ってみるか? 向こうが承知すれば、バイトとして雇っても構わないぞ?」

 バイトという言葉に何人かが笑みを漏らすが、実際に長谷川の能力を考えれば、バイトであっても非常に強力なのは間違いない。
 ネットワークを支配する女王……というのはちょっと言いすぎか
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