機動戦士ガンダム
2171話
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にもいかないだろ?」
「そうですね。一段……いえ、もう少しランクを落とした対応になるかと。もっとも、そのような対応であっても、サイド6の使節団の方々が驚くのは確定でしょうが」
自信に満ちた笑みを浮かべるジェーン。
その気持ちは分からないでもないんだけどな。
向こうにしてみれば、それこそバッタやコバッタといった無人機を直接見る事になるのだから。
この世界、MSを開発するだけの能力はあるのに、無人機の類はないんだよな。
それこそ、マクロス世界のゴーストとか、そういうのを開発してもおかしくないと思うんだが。
それとも、その辺りもミノフスキー粒子が関係してるのか?
まぁ、何をするにしても、接触する相手は多ければ多い方が色々と手札は増える。
それを考えれば、やはり今回の一件はルナ・ジオンにとってありがたいと言ってもいい筈だった。
とはいえ、こちらで手加減をするような事は考えていないのだが。
「で、連邦とサイド6がこっちに接触してきたとなると……ジオンの方はどうなっている? ああ、この場合はクレイドルの視察という意味で」
もしかして、密かに話が進んでいるのではないか。
そんな思いでジェーンとルルーに尋ねるが、帰ってきたのは首を横に振るという行為のみだ。
「残念……もしくは、幸いにもと言うべきでしょうか。現在のところ、ジオン公国からの視察の要請は入っていません。ただし、クレイドルに住んでいる人達がジオン公国にいる知り合いに連絡をしたりしてるので、その辺りから情報を入手している可能性はありますが」
「……聞くまでもないけど、暗号とかそういうのでこっちの重要な情報は流されたりしてないよな?」
なんだかんだと、現在クレイドルににはかなりの移住希望者がいる。
もしくは、マハルのようにサイド3のコロニー出身の者もいるので、それらの中には間違いなくスパイの類が入っている。
勿論、そのスパイの出所がジオン公国だけとは限らないのだが。
いや、こっちの情報を少しでも多く知りたいと思うのは、当然のようにジオン公国よりも連邦だ。
であれば、寧ろ連邦からのスパイの方が多いと言われても、俺は寧ろ納得出来るだろう。
「その辺は大丈夫です。こちらで色々と手を打っていますので」
ジェーンが自信満々にそう告げるのを見ると、正直なところ微妙な感じに思ってしまう。
キシリア機関仕込みの、何らかのえげつない方法を使っていると、そう思えてしまうのだ。
もっとも、味方になってくれれば、これ程に心強い存在もそうないのだが。
「そうか、なら俺からはこれ以上言う事はないな。……何だかんだと、こっちでも大分人材が揃ってきたな。……ジェーンの教育の成果か?」
「いえ、そんな事はありません。皆で協力した結果
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