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提督はBarにいる・外伝
提督、里帰りする。その5
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でもダメよ」

 ピシャリと言い放った加賀は、そのままグイッと紙コップの中身を飲み干してしまった。あぁ、味見だけでもしたかった……

※味見だけでも

 代わりに筆者がやっておきました。偶然知り合いから貰ったので作中に出してみましたが、美味すぎて一晩で飲み尽くしてしまって記憶がありません。でもそのくらい美味しかったです。もっと少しずつ味わうべきだった(´;ω;`)





 失意の中、再び車を返す為に実家に戻る。

「ただいま」

「あらお帰り。そういえばあんた達、泊まる所決まってんの?」

「あぁ、温泉宿を予約してある。駅前でレンタカー借りて、そっちに今から向かう」

「ふ〜ん……じゃあ晩飯の支度手伝って」

「…………は?」

 お袋の発言に目が点になる。

「どうせチェックインの時間にはまだ余裕があるんでしょ?今晩素麺の予定なんだけど、付け合わせの天ぷらがいまいちパッとしないのよねぇ」

 チラチラとこっちの顔色を窺うお袋は、凄く手馴れている。そりゃそうだ、俺がまだ学生の頃、飯のおかずが足りない時にはよく使っていた手だからな。まったく、変わらねぇなぁ……。

「しゃあねぇな……冷蔵庫に入ってる食材、適当に使うぞ?」

「お願いね」

「さてと、冷蔵庫の中身は〜……っと」

 冷蔵庫を開けて見れば、夏野菜に魚介、肉もズラリと揃っている。これなら天ぷら位すぐにイケるな。

「darling」

「あん?」

 振り返るとそこには、笑顔の金剛達が立っていた。

「ワタシ達もお手伝いするネー!」

「手分けして作業した方が早く終わるでしょう」

「早く終わらせて、温泉に浸かりたいわ♪」

 おい陸奥、本音出てるぞ本音。

「んじゃ、指示は俺が出す。分担してちゃっちゃと終わらせちまおう」



《タコとズッキーニのカレー風味天ぷら》※分量2人前

・タコの足(茹でてあるもの):1本

・ズッキーニ:1/2本

・天ぷら粉1/3カップ

・水:1/3カップ

・カレー粉:小さじ1/2


 タコは食べやすい大きさに乱切り、ズッキーニは半分の長さにしてから縦に4等分にする。

 天ぷら粉、水、カレー粉を混ぜ合わせて衣を作る。

 油を熱し、温まったら具材を衣に潜らせて揚げていく。タコは30秒〜1分、ズッキーニは1〜2分揚げて、バットに上げて油を切る。麺類のお供にもいいが、軽く塩を付けてビールのアテにも最高だ。




《蚕豆と新玉の夏野菜のかき揚げ》※分量2人前

・蚕豆:150g

・新玉ねぎ:1/4個

・コーン(粒):大さじ2

・小麦粉:適量

・天ぷら粉:1/3カップ

・溶き
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