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ラジェンドラ戦記〜シンドゥラの横着者、パルスを救わんとす
番外編
その後のラジェンドラ戦記 マルヤム編
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パリザードはバハードゥルとの間に野球チームが結成できるほどの数の子供を産み落とした。ただ、子供の中には意外にも長じて文官になる者もいたらしい。レイラはグルガーンの協力を得てペニシリンなどの抗生物質を作り出したり、産婦人科・小児科の医療技術を向上させたりした。反面、成人男性の診察は適当で冷淡だった。傭兵団時代、美人女医の彼女に診てほしいからと軽傷の患者が殺到してウンザリしたためらしい。フィトナはマルヤムにおける諜者組織の確立に心血を注いだが、過労気味だったらしく、それ程長生きでは無かった。だが、本来浮気性だったはずの夫が自分一筋であったことに感謝しながら息を引き取ったという。
筆者のつぶやき 三人娘をセットで登場させたのは、ハーメルンで連載されていた『ロスタム戦記』の影響ですね。ただ、主人公のことを自分を拾って育ててくれた恩人とは思いこそすれ、恋愛感情は持たせないようにしました。筆者は基本ハーレム主人公は好きではないので。レイラは当初、教師にする予定だったのですが、後にエステルがストーリー展開上大怪我を負うことになり、エステルを助けるため急遽レイラを医者にしました。そんな風に人物像がブレブレだったため、原作通りにタハミーネの娘ポジションに置くことには違和感しか感じず、その為、娘ポジションには人物像が確立されすぎていたラクシュが割り振られることになりました。

ギーヴ…マルヤムに渡った当初は自分のなすべき役割に悩み、各地を放浪することが多かった。旅先でフィトナが過労で倒れたと聞いて駆けつけ、その後は後進の諜者の育成に力を注いだという。
筆者のつぶやき ファランギースがイグリーラスとくっついてしまったために割りを食ってしまったキャラですね。その上、弓の腕的にラクシュの引き立て役にされたり、エステルを変なふうに縛ったり、キシュワードを冷やかしたりと、らしくはあるもののあんまりいい役回りを与えてあげられなかったかなと反省しきりです。彼の原作での蚊に刺されての病死なんてバッドエンドを絶対に回避させたくて、虫除けや蚊帳をラジェンドラに作らせてしまいました。

ミリッツァ…同時代の人物たちの中では最も長生きし、次の世代に平和と安定が引き継がれるのを見届けた上で亡くなった。「筋肉は己を裏切らない」が持論で、子や孫にも筋トレを習慣づけさせたため、新生マルヤムの歴代の王族はほとんどの者がマッチョだったらしい。
筆者のつぶやき 荒川弘版では実に典型的な王族女性って感じでしたが、王族の生き残りがあとたった二人になる中もっとタフじゃなきゃ駄目だろう?いや、二年も籠城したぐらいだからきっとタフだ。そしてマッチョだったんでは?とイメージするようになり、えらく型破りな人物造形になりました。筆者は茅田砂胡先生の二十年来のファンでもあるので、『スカーレット・ウィザード』等に登場する
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