第二章
第17話 ドメリア砦の戦い(2)
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あとどれくらい持ちこたえればいいんだ。
そろそろいい加減にしろ……。
……あれ?
視界がぼやけてきた。
ま、まずい。
いかん……意識が。
フラフラしてきた。
今、敵に来られたら……。
そもそも、今どんな状況なんだ?
敵はあとどれくらいいるんだ?
誰か教えてくれ……。
視界が暗くなってきた。
……あ?
すぐ目の前に、人らしきものが見える。
もはや焦点がまったく合わない。
やばい。今斬りかかられたら。
立ち上がって剣を構えなければ。
か、体が。
くそ、もう動かない……。
「…………来たぞ」
……は?
来たぞって何だ?
何で目の前の敵がわざわざ宣言してるんだ?
頭おかしいのか……?
「おい! 応援に来たぞ。しっかりしろ。オオモリ・リク」
沈んでいく意識の中、そう言う女性の声が聞こえたような気がした。
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