暁 〜小説投稿サイト〜
龍天使の羽撃き
05
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ぼがぁんっ! と爆発が起こった。

『なにぃっ!?』

そこへビームマグナムを叩き込むヴォジャノーイ。

「Iフィールドを剥がされたビグザムなんてただの的だぜ」

大爆発を起こすビグザム。

『隊長。あれ指揮官でしょ?』

『もう終わり?』

「いや、葵がグドシーリで資源衛生を砕くまでは終わらない。今からは大鑑巨砲主義のバカどもを叩き切る楽しい楽しい虐殺だ」

『虐殺ー!』

『抹殺ー!』

ライトニングとヘルメシエルはビグザムが開けた穴を通ってコロニー内部へ。

カンヘルもそれを追う。

内部に入ったとたん、四方八方からビームが飛んで来る。

「うーわ滅茶苦茶…」

それはコロニー内の惨状に対してか、火力主義同盟の狙いの雑さに対してか、あるいはその両方か。

『隊長。私達もビームいいよね?』

『コロニー内でぶっぱなしていいよね?』

「ああ! ぶちかませ!」

AGEUEVライトニングは両肩につけたメガライダーの主砲を、バーニングガンダムカスタム・ヘルメシエルはΣライフルカスタム・Ωライフルを放つ。

そしてカンヘルはと言えば…

「ローリングソードバスター」

両肩の00Qのバインダーから全てのソードビットを外し、GNソードXに装着。

そして…

「ディスチャージ」

莫大な光量のビームが放たれた。

その一本の線はコロニーの外壁を突き破った。

それだけでなく、そのビームが回転を始める。

それはビーム『砲』ではなかった。

言うなれば、巨大なビームサーベル。

真っ二つになったコロニーから空気が逃げ出す。

両側から移動する残骸がぶつかり合い、コロニーの前後が離れ始める。

更には火力主義同盟にとっては悪い事が起こった。

資源衛星に亀裂が走ったのだ。

「やったか、カトラス! メティ!サンディ!撤退だ!」

『『了解!』』

ヘルメシエルとライトニングが変形し、離脱する。

カンヘルもビットを収納して後を追った。








「ふぅー。これでちょっかい出さなくなるだろ」

ヴォジャノーイはソファーに寝そべって呟いた。

メティとサンディはすでにログアウトしている。

子供はもう寝る時間だ。

「やりすぎじゃね?」

カトラスがヴォジャノーイに尋ねる。

「俺だってGMコールはしたんだよ?
ハラスメント攻撃はルール違反だって。
そしたらあのSD野郎『GM代理なら自分の判断でどうにかしろ』だとさ」

「それでか…。まぁ、拠点はFPで復旧できるからいいが…」

「そゆこと」

二人はクスッと笑った。

「じゃぁ、そろそろオレ達も落ちようぜ
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