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コロニー内のハンガーでは既にバエル・ゼブルが整備中だった。
コックピットハッチを開け、外へ。
ハッチの上部を押すと慣性のまま床へ。
「遅かったな。灯俊」
待っていたのは葵…ダイバーネーム<カトラス>だ。
「悪いな葵」
「あっちでアイス奢れよ」
「やっぱりそういうつもりか。まぁ、いい。
今日の分のバイト代から出すさ。足りなかったら菊岡のポケットマネーから失敬しよう」
ヘルメシエルとライトニングのハッチが開き、二柱の天使が舞い降りた。
その背中の翼をはためかせ、スッと降り立つ。
慣性によって一度下へと向かったワンピースと髪がふわりと跳ねる。
そしてトンっと跳ね…
「隊長!」
「兄様!」
「あわぁ!?」
頭突きをかまされた。
タマには当たらなかった……いやまぁGBNに痛覚は基本無いから痛くはないが気分的にな…
「おー…。どしたー。おまえら」
「最近あっちで会ってないの!」
「久しぶりなの!」
うん。嬉しいけど離れて欲しい。
ここ一応パブリックスペースだし、見られたらあらぬ噂が立ってしまう。
「あー。模試と定期考査続きでな…
俺と葵もおまえらに会いたかったぜ」
「「うれしいの!」」
「うん。で、そろそろ離れてくれないか?」
「「えー?」」
くっそ…かわいいじゃねぇか。
「ほら、二人ともかわいいからさ、俺も恥ずかしいんだよ」
「ほう?彼女の前で堂々と幼女を口説くとはいい度胸だな灯俊」
あ…やべ…
「それと、追加で言っておくぞ」
なんだろうか…
「お前既にロリコンダイバーって呼ばれてるぞ?」
ひとし は めのまえが まっくらに なった !
side out
灯俊…ダイバーネームヴォジャノーイは幼女に抱きつかれたまま、その体を硬直させた。
「メティ、サンディ。そのバカ引き摺っていいからホーム行くぞ」
「「はーい!」」
二人はヴォジャノーイの脇に手を入れ、引き摺り始めた。
「はぁ…つかなんでホームの設定がインダストリアル7なんだよ…」
「ルウムだからなの」
「近くにテキサスコロニーがあるの」
「いや…でもだぞ? ゲートがあるとはいえ他のフォースの奴らから嘗められるし…」
「私達はエンジョイ勢なの」
「ガチ勢は疲れるの」
「まぁ…いいか…。ホットドッグ旨いし」
「ムーアよりマシなの」
「あそこジャズがうるさいの」
「放電が面倒なの」
「ビームが曲がっちゃうの」
「ここも大概だがな」
「はっ!?」
「起きたか
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