デストラクション
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西暦6572年。
人類はさらなる発展を遂げ、幸せに暮らしていました。しかし、
とある謎の組織『デストラクション』が現れてからは、
帝国、王国、城塞都市、交易都市を残して、殆どの国という国が滅ぼされました。
何故文明の進んだ人類があっという間に侵略されてしまったのか。
それは、つい最近見つかった謎の成分、『ソウル』にある。
この『ソウル』と言う謎の成分。この謎の成分の使い方を、
『デストラクション』は見つけてしまった。
この『ソウル』の使い方。それは、
『ロボット』を作れるという事。
『ソウル』は、人の魂を原動力として動く、いわば生物のようなもの。
しかし『ソウル』は、成人した者たちの魂ではピクリとも動かない。
そう。『若者』の魂でしか動かないのである。
それを発見してしまった『デストラクション』は、そのロボットを使い人類を
絶望の淵に立たせました。
人類は、『デストラクション』の発見した『ソウル』の使い方を知らない。
人類は、研究に研究を重ね、ついに西暦6638年。
人類は、ロボットの開発に成功したのである。
しかし、それを操縦するには若い者たちの魂が必要なのも既に知っている。
そこで政府は若い男女を集め、テストを行った。
必要人数は最低でも十人。いま人類が持っている『ソウル』の数では、
そこまでロボットを作れなかったからだ。
そして、そんなテストを突破してロボット操縦権が与えられた十五人。
それこそ、人類を希望へ導く鍵のような存在だ――――――――――――――・・・
「−−−君?アル−君?アルナ君!起きて!」
「うわっ!びっくりしたなぁ。いきなり起こすなよ・・・」
「起こすなよじゃないわよ!まったく君はいつも・・・」
「悪かったよ」
また、あの夢を見た。
くそっ!あのクソ親父が!何が『落ちて帰ってきたら二度と母さんには合わさん』だよ!
「聞いてるの!?」
「あ?あ、あぁ聞いてる聞いてる」
「ホントに〜?」
「あーもうすいませんでした!」
こいつは幼稚園から幼馴染のヒナ。
昔っから世話好きでいつも俺に絡んでくる。
その為、周囲から「バカップル」なんて言われる始末。
はぁ。こいつのそう言うところ、嫌いではないけど度が過ぎるんだよなぁ・・・
「おい。アルナ。またバカップルかましてんのか?」
「ち、ちげーし!」
「ホントか?いつもベタベタしてんじゃねーか」
「お前なぁ・・・」
コイツも幼馴染のジン。顔は怖いけど根は優しい力持ち。勉強は・・・まぁ・・・。
「そんなことよりさ、明日っから模擬操縦だぜ!うっほーっ!楽しみだぜぇー!」
「そんなことって・・・」
因みに、俺とヒナとジンの他にも、合格者はいる。
ヒナと仲が良い、ルナとエリ
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