第3話
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犯人が我に返った。
手に人質の姿がないことに激高し助けた元凶であるアッシュに向かって刃物を持って突っ込んでくる。
犯人のその様子に5人とそのほかのギャラリーは鎮まる。
1人冷静だったのはやはりアッシュだった。
『単純に突っ込んでくる人ほど簡単だよな<アイスメイク牢獄>』
突っ込んできた犯人を氷でできた牢獄で閉じ込める。
『ふぅ、すみません警察の方はまだですか』
「は、はい」
ちょうど警察が姿を現し魔法が消えると同時に警察が犯人を取り押さえそのまま連行された。
全てが静寂に包まれたあと一気に大歓声が巻き起こる。
ありがとう!などが聞こえていた
ようやく元の閑静な住宅街に戻ったあと5人はアッシュに声をかけた。
声をかけられたアッシュは驚いていたがすぐに接した。
とりあえずその場を後にした。
「アッシュさん、ここにサインしてください!!」
「こいつ萩原っていうんですけどなぜか色紙持っててね」
「なんだよ松田!!いいだろ週刊ソーサラー購読してからフィオーレ王国にあこがれがあるんだから」
『いいよ。色紙貸して』
いやとも言わず紳士的な態度を見せたアッシュに萩原は尊敬の目を送る。
それを見た他の4人は別人を見る目で見ていた。
マジックは受け取らず何もないところからペンを出しサインをする。
その様子を不思議な目で見ていた
「これも・・・・魔法?」
「どういう原理なんだ。」
『ん?あぁ換装魔法の一種だよ。異世界に持ち物をストックしておくんだ。移動が多いから身軽にするためにすごい便利な魔法さ』
30分後
たわいもない話をしてアッシュと別れた。
このように偶然によってつながれた縁は今後遠くない未来で散ってしまうであろう命を救うことになるのは現時点では誰も知らなかった。
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