機動戦士ガンダム
2169話
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そもそも、もしかしたら……本当にもしかしたらだが、俺がシステムXNでどこか他の世界に行って戻ってきても、ホワイトスターでは数時間、もしくは数日程度しか経っていない可能性は十分にある。
「ともあれ、いざという時の事を考えるとバッテリーで動く機体は用意出来るようにしておいて欲しい。それに、ヅダの一件もある。……こっちは、本当に実現出来るかどうかは分からないが」
ツィマッド社にとって、ヅダというのは間違いなく喉に刺さった小骨といった存在なのは間違いない。
そうである以上、それを俺達が刺激した場合、過剰に反応してこっちを敵対視したり、関わり合いになりたくないと思ってもおかしくはなかった。
……出来れば、そうならないのが最善なのだが。
「結局ツィマッド社に関しては、政治班に任せるしかないんだよな。……レモン、マリュー、F-32みたいに向こうに渡しても構わない技術を使っているような機体って何かあったか?」
「え? 急にそう言われても困るわね。マリュー、何かある?」
「うーん……テスラ・ドライブとビーム兵器を使ってない機体でしょ? そうなると……ああ、F-32のような戦闘機じゃなくて戦車になるけど、フュルギアはどう?」
「……そう言えば、そういうのもあったな」
マリューの言葉に、シャドウミラーで運用していた戦車を思い出す。
ホバーで移動するという珍しい戦車で、対地対空双方に高い性能持つ。
武器もリニアカノンとミサイルポッドで、そこまで珍しい訳ではない。
もっとも、リニアカノンはヴァルキュリアシリーズが使っているのと変わらない威力を持つので、攻撃力はかなり強力なのだが。
「分かった、ならその線で政治班に頼んでみる」
そう言い、俺は技術班の倉庫にフュルギアを取りに向かうのだった。
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