機動戦士ガンダム
2169話
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ている俺にしてみれば、そのくらいは特に問題ないと判断出来る範囲内なのだ。
もしジオン公国や連邦の技術者がそれを知ったら、間違いなく『なんじゃこりゃっ!』とでも叫んでもおかしくはないのだが。
「そうでしょ。で、どうする? 取りあえず量産型Wとバッタ、コバッタをある程度纏めて寄越して貰えば、魔法球の中にある生産ラインはどれも動力炉をUC仕様に変えて、それ以外にも諸々の調整をする事が出来るけど」
「あー、そうだな。取りあえずジン、シグー、ストライクダガーの生産ラインを1つだけUC仕様に変えてくれ」
SEED世界から譲渡された生産ラインは、1機種につき複数存在している。
そんな状況である以上、生産ラインを1つ変えるくらいは問題ないだろう。……多分。
まぁ、問題があってもレモンがどうにかしてくれるとは思うけど。
「あら、1つでいいの? どうせなら、全部改修しておいた方がいいと思うけど」
「いや、1つで十分だ。どうせジン、シグー、ストライクダガーを使うのは、あくまでもこの独立戦争の時だけだしな」
「……なるほど。つまり、この戦いが終わった後はルナ・ジオンはシャドウミラーの機体ではなく、自分達で使う機体を用意するという事?」
「その方がいいだろ。ルナ・ジオンがシャドウミラーの保護国であるのは変わらないが、だからといっていつまでもおんぶに抱っこなんて事になれば、色々と不味い」
実際にはそこまで問題になるような事はないと思わないでもないが……それにどうせなら、ルナ・ジオンにはUC世界の技術で兵器を進化させていって欲しい。
技術を袖手する為にも。
「ふーん。……まぁ、アクセルがそう言うならいいけど」
「それに、出来ればオリジナルの機体はそのまま残しておきたいという思いがない訳でもないし。例えばマブラヴ世界のように、俺達と技術格差が大きい世界と接触して何らかの理由で兵器を輸出なりなんなりする必要になった時、どうせならバッテリーの方がいい」
そういう世界に行くかどうかというのは分からないが、俺の場合はいつどんなトラブルに巻き込まれるか分かったものではない。
特に大きいのは、やはりシステムXNを使った転移だろう。
今はこのUC世界の一件で忙しいので、その辺は特に気にしていないが……それでも、現在行われているジオンの独立戦争が成功、失敗のどちらであっても終わってしまえば、ルナ・ジオンの一件もそこまで長く騒動が続くとは思わない。
それに、既にシャドウミラーとの関係が出来ている今、もし俺がいなくなった状況でルナ・ジオンに何かあっても、間違いなくシャドウミラーの方で力を貸すだろうし。
そうなれば、何らかの問題が起きても対処は可能だろう。
もっとも、本当にそうなるかのかどうかは、今のところ不明なのだが。
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