料理スキル
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俺たちはそれから二層三層四層と着々と攻略は進んで行った。
途中、ダークエルフとフォレストエルフの抗争に協力したり新米鍛冶師のリズベットに出会ったり、キバオウにこき使われたりと色々あった。とりあえず本日も日課のレベリングをするために第四層の迷宮区に向かっていた。
「明日はフロアボス挑戦だね。それまでにレベルを頑張って上げなきゃ」
「今日は一段と気合いが入っているな」
「だってやっぱり最前線で戦っている以上、レベルは重要じゃない?それに……アヤトに負けっぱなしは悔しいし」
「ん?なんだって?」
「なんでもない!ほらもうすぐ着くよ!行こう!」
迷宮区内で《コボルド・ソルジャー》を狩る。
「あ!コハル!」
「アスナ!」
振り返るとアスナが迷宮区に入ってきた。
「アヤト君もこんにちは」
「ああ、こんにちは」
「二人もレベリング?」
「うん!アスナも?」
「うん!キリト君が武器の新調とメンテナンスしてるから私一人なんだよね」
「あ、じゃあ一緒にやろうよ!アヤトもいいよね?」
「俺は構わない」
「だって。やろうよアスナ!」
「そうだね!じゃあ一緒させてもらおうかしら」
「やった!」
「よろしくなアスナ」
俺たち三人で再びレベリングを始める。それから三時間ほど狩り続けると流石に腹が減ってきた。
「腹減ってきたな」
「そうだね〜」
「もう12時過ぎてるしお昼にしましょうか」
「さんせーい!」
俺たち三人は安全地帯に移動して腰を下ろす。コハルはアイテム欄からパンの袋を選択する
「はいアヤトのサンドイッチ」
「おう、サンキュ。これは売店のやつか?」
「ううん。私が作ってみたの……」
「コハル料理スキル取得したんだ!」
「うん。多めに作ってきたからアスナも食べて食べて!」
「ありがとうコハル!」
アスナもサンドイッチを手に取り口に運ぶ。コツコツと料理スキルを上げていたのを俺は知っている。
「美味いな。コハルの作ってくれるサンドイッチ美味いよ」
「ほんと!?……ふふっ。ありがとう」
「ほんとだ、すごい美味しい……!」
「アスナもありがと!」
とはいえまさかここまで美味いとは……。それまではバンを買ったり狩りで取った肉を適当に焼いてみたりして食べていた。そう考えると料理という料理は本当に久しぶりだな。
「さて、腹ごしらえもしたし続きといくか」
「そうしましょうか」
「そうだね」
俺たちは再び狩りを再開する。
夕方
「コハル!料理スキルの取り方教えて!」
「え?どうしたのアスナ」
帰り道、アスナはコハルに料理スキルの取
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