料理スキル
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得方法を教えてもらおうと頭を下げてきた。
「今日のお昼のサンドイッチが美味しくて……自分でも作れるようにしたいなーって思って……」
「そっか!ふふっありがとう。いいよ!教えてあげる!」
「ありがとう!コハル!」
翌日、二人はリズベットも誘って料理スキルを習得及びレベルを上げるためにクエストに向かうことにした。
そして当日
「料理スキルはね?ここのレストランのNPCに話しかけて取得できるんだ。それにレストランのアルバイトも一緒にやるからColもゲットできるし一石二鳥だね」
「いいわね!なんだか得した気分になるわ!」
「ふふっじゃあ早速いこ!」
コハルとリズベットとアスナはレストランの中に入る。NPCに話しかけると、厨房に連れていかれ今回のクエストの料理を言い渡される。
今回はシチューのようだ。
三人はエプロンを着けてNPCの見本を見て早速やってみることにした。
「さすがVRの世界よねー。玉ねぎを切っても涙が出ないのは本当にいいわ」
「ほんとだね。そういえば二人は現実でも料理はしてたの?」
「あたしはたまにかな。親がいない時に作ってたよ」
「私も料理はしたよ。勉強の合間の夜食とかにね」
本来は現実での話はタブーなのだが、年の近い三人は特に気にせずによく話す。するとリズベットが、
「そういえば、アスナが料理スキルを取ろうって話をだしたんだよね?……もしかして、男でもできた?」
「へ!?そ、そんなことないよ!?」
「そうなの?私てっきりキリトさんの為に料理を作ろうとしているのかと思ってたよ」
「な、なんでここでキリト君の名前が出てくるのよコハル!……それじゃあまるで私がキリト君の事 す、好きみたいじゃない……」
「コハル、キリト君って?」
「第一層からアスナといっしょにパーティ組んでる男の子だよ」
「ほほぅ(ΦωΦ)」
「ちょっ!?コハル!?」
「なるほどなるほどね?アスナはその子を喜ばせたいと思い参加していると。いいな〜そう言った相手がいて。そういえばコハルにもアヤトがいるし、これはあたしだけ置いてけぼりかな〜」
リズベットはわざとらしく目を細めて窓の外の空を見る。
「リズ!私もべ、別にキリト君にって訳でもないわよ!?」
「え?そうなの?」
「……うん」
「そうなんだ。じゃあ私がそのキリト君貰っちゃおうかな?」
「そ、それはダメ!!」
アスナは全力で言う。リズベットはニヤニヤ笑い、コハルは微笑ましそうに笑う。
「コハルはどうなの?彼氏とはうまくいってるの?」
「え!?どうって別に何もないよ?それに彼氏じゃないよ!」
「あははは!アンタ達いつも一緒にいるんだし、もう付き合っちゃいなよ?」
「わ、私は別にアヤトのこと……」
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