外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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〜星見の塔・屋上〜
「し、信じられん……!あの”劫焔”が………!」
「まさか互角どころか、一方的な戦い(ワンサイドゲーム)でかの”劫焔”が滅されるとは………」
「そ、それにオルディーネが………!」
「………………あそこまで徹底的に破壊されたら、もはやオルディーネを直すことは不可能でしょうね……」
「……ええ。特に騎神の心臓部分であり、意志の部分でもある核があそこまで破壊されてしまえば、例え元の姿に直せたとしても2度と動くことはない――――つまり、”蒼の騎神”は真の意味で”死”を迎えたということよ。」
「姉さん………」
ヴァイス達の戦いが終わるとマキアスとシャロン、アリサは信じられない表情をし、複雑そうな表情で語ったセリーヌの言葉に続くように静かな表情でオルディーネの”死”を宣言したクロチルダの言葉を聞いたエマは複雑そうな表情を浮かべ
「――――これで、結社の残党は相当戦力が低下した事になりますね。」
「ええ、結社は”結社最強”の異名を持つ使い手達はこの戦いによって、完全に失った事になるのですから。」
「ハハ、あの火焔魔人殿をあっさり滅するなんて、さすがはセリカさんだね……」
「それにセリカさんという方と一緒に戦っていたロカさんという方も凄いですわ……女性の身でありながら、あのような凄まじい相手を圧倒するなんて……」
「まあ、ロカ様は何と言っても”神格者”――――それも、武闘派揃いの軍神教の”神格者”ですもの……」
セシリアとサフィナは冷静な様子で今後の分析をし、オリビエはセリカの圧倒的な強さに苦笑し、目を丸くして呟いたアルフィンの言葉にエリゼは苦笑しながら答えた。
「うふふ、セリカお兄さんたちのお陰で結社の残党で残っている厄介な戦力だった”劫焔”に加えて”何故か蘇った蒼の騎神”もここで退場してくれたわね♪」
「はい。ただ問題はヴァイスハイト皇帝陛下たちがあの仮面の男―――――”蒼のジークフリート”に対してどのような処遇をするかですね。」
「アリサさん達がまた悲しむような事にならないとよいのですが………」
意味ありげな笑みを浮かべたレンの言葉に頷いたリィンは複雑そうな表情を浮かべて心配そうな表情をしているセレーネと共に満身創痍の状態のジークフリートに視線を向けた。
「ま、まさかリセル教官があんな滅茶苦茶強かったなんて……それに、ヴァイスハイト皇帝陛下達―――――”六銃士”も結社の執行者や”騎神”みたいなあんなとんでもない存在を圧倒できるくらいとんでもない強さだなんて……”六銃士”が滅茶苦茶強い話は聞いていたけど、あんなとんでもない強さだなんて夢にも思わなかったわ………」
「まさにわたし達と同じ”人”とは思えない”化物”っぷりですね。」
「あれが”六銃士”の……”風の剣聖”―――――八葉一等
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