外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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合との協力関係を望んでいるのはどちらかというと”協力者達”の方で、私はあまり興味がなかったのだけど…………どうやらセリカもメンフィル・クロスベル連合側のようだし、私もメンフィル・クロスベル連合との協力関係を結ぶ為に動くつもりよ。だから、私の事を知ってもらうのはいつか訪れる私と貴方との共闘まで待っていてね、セリカ。」
「………何か勘違いしているようだが……俺がヴァイス達に手を貸しているのは結社や地精の存在は、俺にとっても滅すべき存在だから手を貸してやっているだけだ。――――俺の剣は誰の為でもなく、俺自身の為だ。例えその剣を振るう相手が”国”であろうと”神”であろうと、俺の”敵”になるのであれば迷う事無く全て”斬る”。―――――それだけだ。」
クロチルダにウインクをされたセリカは静かな表情で答え
「フフッ、ますます気に入ったわ。――――でも、一つ忠告してあげる。既に”物語”は始まっている。私が結末をすり替えようとして失敗してしまった”真なる物語”が。エレボニアを、クロスベルを――――世界を巻き込む”終わりの御伽噺”が。くれぐれも気をつけることね、エマ、リィン君、Z組や特務部隊のみんなも――――」
そしてリィン達に対する忠告をしたクロチルダの幻影はその場から消えた。
その後、デアフリンガー号から第Uの教官や生徒たちが駆け付け―――――”星見の塔”周辺に徘徊していた結社の人形兵器も一通り掃討された。飛行型神機やオルディーネの残骸はクロスベルの空挺軍が回収し………結社がどんな”実験”をしていたのか第U分校が推測するのは困難と思われた。
そして――――
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