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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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リーも多いからいい機会だしね。執行者No.0”道化師”―――これより亡き”盟主”の代理として『幻焔計画』奪還の見届けを開始する。」
「俺もこれで失礼させてもらおう。―――灰の起動者、それにトールズ”Z組”にメンフィルの”特務部隊”だったか。次に相まみえた時、どれほど腕を磨いているのか、楽しみにさせてもらおう。」
そしてヴァイスが転移妨害装置を切るとカンパネルラとジークフリートはそれぞれ宣言をした後転移術や魔導具で転移した。

「フフ……それでは私も失礼するわね。グズグズしてたらカンパネルラに捕まりそうだし。」
「ま、待って姉さん!」
「アンタねえ、今のを見て何も話さずに行くつもり!?それに”結社”に追われてるなら少しくらい協力しても――――」
二人に続くようにクロチルダの幻影も消えようとしたが、エマとセリーヌが呼び止めた。
「フフ……協力者もいるから心配ないわ。それと、しばらくこの地で幻獣や魔煌兵は出現しないでしょう。プレロマ草の”芽”は私が一通り潰しておいたから。」
「………!」
「ええっ!?」
「………プレロマ草の件については感謝するが………――――”蒼の深淵”。お前やお前の”協力者達”は結社や地精のようにクロスベルに仇名すつもりか?」
クロチルダが語った驚愕の事実にリィンとユウナが驚いている中アリオスは静かな表情で呟いて真剣な表情でクロチルダを見つめて問いかけた。
「フフ、まさか『碧き零の計画』の主犯格の一人である貴方から、そのような言葉が聞けるとはね。―――いえ、むしろ当然と言うべきかしら?”六銃士”や”特務支援課”と方法は違えど、貴方は”クロスベルの守護者”として『碧き零の計画』でクロスベルをあらゆる勢力から守ろうとしたのだから。」
「………………」
「アリオスさん………」
怪しげな笑みを浮かべたクロチルダの言葉に対してアリオスは目を伏せて黙り込み、アリオスの様子をセレーネは心配そうな表情で見つめ
「まあ、マクバーンとオルディーネを滅してくれたお礼にそのくらいの事は答えてあげるわ。私もそうだけど、私の協力者達もクロスベルもそうだけど、メンフィルと敵対するつもりはないわ。――――いえ、むしろ将来はメンフィル・クロスベル連合と協力関係を結ぶ事も希望しているわ。」
「ええっ!?」
「へえ?」
「まさか、”盟主”に忠誠を誓っていた”蒼の深淵”が”盟主”を抹殺したメンフィル・クロスベル連合との協力関係を結ぼうとされているとは………一体どのような心境の変化があったのか、個人的には気になりますわね。」
クロチルダの口から語られた更なる驚愕の事実にその場にいる全員が血相を変えている中アリサは声を上げて驚いてヴァイス達に視線を向け、レンは興味ありげな笑みを浮かべ、シャロンは驚きの表情で呟いた。
「メンフィル・クロスベル連
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