外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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計画に俺達クロスベルを巻き込んだ以上、貴様等はクロスベルに仇名す”敵”と認定して貴様等結社と地精、そしてその関係組織を纏めて徹底的に叩き潰す!」
「オレサマ達の国に手を出した以上、タダですむと思うなよ………テメェ等の計画は叩き潰して、全員纏めて、オレサマ達がブッ殺す!これは俺達”六銃士”のテメェ等に対する”宣戦布告”だ!」
「な――――――」
「け、結社と地精に対する”宣戦布告”って………!」
「クク……ハハ………ハハハハハハッ!噂以上に相当イカれた連中だな、”六銃士”は!」
「フフ、”彼ら”からの話に聞いていた通りまさに大胆不敵な方々ですわね。」
「む、無謀ではないかしら……?あんなとてつもない存在を所有している組織を同時に相手にしなければならないのだし………」
「………………”六銃士”の場合はその普通に考えれば”無謀”と思えるような出来事―――――自治州であったクロスベルを帝国化するという出来事を実現しましたから、本当にやりかねないかと。」
「フフ、クロスベルの人達は幸せね。あんなにも民思いの王様が二人もいるのだから。」
ヴァイスとギュランドロスはそれぞれの武装をカンパネルラとジークフリートに突き付けて”宣戦布告”をし、二人の”宣戦布告”にクルトは驚きのあまり絶句し、ユウナは信じられない表情をし、アッシュとミューズは興味ありげな様子でヴァイス達を見つめ、不安そうな表情で呟いたリーゼアリアの言葉にアルティナは静かな表情で指摘し、ゲルドは微笑みながらヴァイス達を見つめた。
「……………」
一方ヴァイスとギュランドロスの宣言にカンパネルラは呆けた様子で黙り込んだが
「――――アハハハハハハッ!まさか、僕達結社が一国家に堂々と”宣戦布告”をされるなんてね。僕達にとってもそうだけど、地精にとっても初めての出来事じゃないかい?」
「………ああ。フッ、まさかこのような想定外まで起こるとは、”長”も想定していなかっただろうな。」
やがて声を上げて笑い始め、カンパネルラに話を振られたジークフリートは同意した後口元に笑みを浮かべた。
「フフ、いいだろう。君達クロスベル―――いや、メンフィル・クロスベル連合かな?君達の”宣戦布告”、結社”身喰らう蛇”の執行者No.0”道化師”カンパネルラが亡き盟主の代理人として、確かに聞き届けたよ。」
「同じく地精の”長代理”として、確かに聞き届けた。――――――今回受けた”借り”はいずれ、何倍もの”利子”を含めて返してやるから、期待して待っているがいい。」
カンパネルラとジークフリートはそれぞれ静かな表情で答え
「今、転移妨害装置の機能を切ってやった。俺達の用もすんだのだから、とっとと消えろ。」
「ご親切にどうも。……そうそう、だったら僕の方もやらせてもらうよ。幸いギャラ
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