外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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思いますよ………」
「まあ、実際アルの言う通り腹黒い事に関しては同じだよね〜♪」
「……パティ、貴女も時と場所を考えて発言しなさい。」
クロチルダの答えを聞いたエルファティシアはジト目でクロチルダを見つめ、アルの感想を聞いて微笑みを浮かべて反論したルイーネにリセルは疲れた表情で指摘し、口元に笑みを浮かべたパティルナの言葉を聞いたエルミナは静かな表情で注意した。
「セリカは誰の”もの”にはならないし、そもそもセリカには心から愛する女性がいるわ。」
「貴女……セリカ………選ぶ資格……ない………むしろ………セリカ……選ばれる資格……取るため……努力……必要………」
(フン、この我を差し置いてセリカを”もの”にする等1億年早いわ、小娘が!セリカ、ああいう輩はしつこいのが相場だから、この場でハッキリと断れだの!)
「(いわれなくてもそのつもりだ。)―――――断る。お前のような腹に一物を抱えた魔女は碌な女でないことは過去の経験からよくわかっているし、そもそも魔女もそうだが魔術師という存在は自身の欲望の為ならば、どのような外道を犯すことも躊躇わない者が多い事はわかり切っている。いつ寝首をかくかわからない女等、願い下げだ。」
一方ロカはクロチルダを睨み、ナベリウスは静かな表情で呟き、不愉快そうな表情で鼻を逸らしたハイシェラの念話に頷いたセリカはクロチルダを睨んで断りの答えを口にし、セリカの口から出た断りの理由を聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ア、アハハ………(ご主人様の話に出てきた”腹に一物を抱えた魔女”は間違いなくウェンディスさんの事でしょうね……)」
「へえ?中々人を見る目があるわね。まさにアンタの推測通り、その女は碌な女じゃないわよ。」
「セ、セリーヌ。」
シュリは苦笑しながらある人物を思い浮かべ、納得した様子で頷いているセリーヌの言葉を聞いたエマは冷や汗をかき
「まあ〜、実際あたし達が今まで会った魔術師や魔女って、碌な奴じゃない人達ばかりでしたものね〜。」
「うむ。ブレアードにアビルース、ラプシィア、そしてウェンディス………どの魔術師や魔女も碌な連中ではなかったな!」
「ふえ〜?でも、ウェンディスさんは、ご主人様やサリア達を手伝ってくれましたよ〜?」
マリーニャもシュリのように苦笑しながら今まで出会ったある人物たちを思い浮かべ、レシェンテが納得した様子で頷いている中サリアは不思議そうな表情で首を傾げた。
「フフ、つれないわね。でも、そういう所もレオンと似ていて、増々貴方のことが気に入ったわ♪」
「やれやれ、”蛇の使徒”すらも惹きつけるとはさすがはセリカと言うべきか。――――さてと。話を戻させてもらうが、結社に地精。本来ならここで纏めて討ってやってもいいが、”今回は”そこの”神機”を代償に勘
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