暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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ルイーネが呟いた言葉を聞いてヴァイス達がカンパネルラと共にジークフリートを殺そうとしている事を察したマキアスは表情を青褪めさせ、重々しい様子を纏って呟いたシャロンの言葉を聞いたアリサは悲痛そうな表情でジークフリートを見つめ、エマはヴァイス達に嘆願をし、アリサ達の様子を見たアルフィンは辛そうな表情をし、オリビエは重々しい様子を纏って黙り込み、セリーヌに話を振られたクロチルダは意外そうな表情で答えた後怪しげな笑みを浮かべてセリカに視線を向け
「………俺に何の用だ。」
クロチルダの視線に気づいたセリカ警戒の表情でクロチルダに問いかけ
「フフ……セリカ、だったかしら?あのマクバーンどころか、アリアンロードすらも足元にも及ばず、そして私どころか、私やエマ―――――魔女の眷属(ヘクセンブリード)の”長”を遥かに超える霊力(マナ)の持ち主である異世界の魔剣士…………私のものになってくれるのなら、貴方の知りたいことは何でも話してあげるし、私の”全て”を貴方にあげてもいいわよ?勿論、貴方の周りにいる貴方を慕っている女性達との関係も許容するわ。」
「ね、姉さん!?」
「アンタ……本気?」
「な、なななななななっ!?」
「まあ……」
「ほほう……?」
「うふふ、中々大胆な告白ね♪でも確か深淵のお姉さんはレーヴェにご執心だったらしいけど、そんな告白をするということはレーヴェからセリカお兄さんに乗り換えるつもりなのかしら♪」
クロチルダのセリカへの告白同然の言葉にエマは驚き、セリーヌは困惑し、マキアスは混乱し、シャロンは目を丸くし、オリビエは興味ありげな表情を浮かべて状況を見守り、レンは小悪魔な笑みを浮かべてクロチルダに問いかけた。

「ええ、レオンも捨てがたいけど、貴女も知っているようにレオンには既に想い人がいるから、かつてレオンを心から想っていた女として潔く身を引いて、新たな恋に挑むつもりよ。」
「やれやれ、あれほど熱を上げていたレーヴェよりも魅力的な男性が現れると、そっちに目移りするなんて、結社を離れてもそういう所も相変わらずだねぇ。というか”嵐の剣神”は貴女が忠誠を誓っていた”盟主”を討った人物――――つまり貴女にとっての”仇”の一人だけど、そこの所はどう考えている訳さ?」
クロチルダの答えを聞いたカンパネルラは苦笑した後口元に笑みを浮かべて指摘し
「あら、敵討ちなんて私の柄じゃないし、そんな下らない事に拘るよりもあの盟主(マスター)を討つ程のとてつもない男をものにする方が魅力的でしょう?」
「うわ〜…………まさに”魔女”ね。」
「何だかルイーネやフェルアノがもう一人増えたみたいに感じますね。」
「フフ、アルちゃんったら、失礼ね。私はギュランドロス様、フェルアノさんはヴァイスさん一筋よ?」
「アルちゃんはそういう意味で言った訳ではないと
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