外伝〜クロスベル双皇帝の宣戦布告〜
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ウスは静かな笑みを浮かべて片手の指で勝利のピースサインをし、マリーニャは苦笑しながら答えた。
「――――ご無事ですか、ご主人様、ロカ様!」
「サリア達、勝ちました〜!」
一方セリカ達の身を心配したシュリはサリアと共にセリカ達に駆け寄り
「ああ、奴についてはリウイから予め聞いていたお陰もあって、特に苦戦することもなく無傷で滅した。」
「そちらも問題なく”騎神”とやらを撃破できたみたいね。」
シュリの心配に対してセリカは静かな表情で答え、ロカは微笑みを浮かべてシュリ達を見つめた。
「全く………セリカ達を援軍によこすんだったら、最初から寄こしなさいよね。お陰で、ノイアスクラスの厄介な”魔人”と戦う羽目になったじゃない………」
「フフッ、すみません。過去の経緯からエルファティシア様達にセリカ様達が加勢している事を知った結社の残党が撤退する可能性も考えられましたので、セリカ様達の加勢はギリギリまで伏せて置きたかったのです。」
「昔はノイアスにも果敢に戦っていましたけど、今ではそんなことを言うなんて、もしかして年ですか?」
「ちょっと、アル〜?私はまだ………え〜と、何百歳か忘れたけど、まだ年寄り扱いされる程衰えていないわよ!」
無事な様子のセリカ達がいて、マクバーンが見当たらない事からマクバーンが滅せられた事を悟ったエルファティシアは呆れた表情でリセルとアルに文句を言い、文句を言われたリセルは苦笑しながら答え、アルは口元に笑みを浮かべてエルファティシアをからかい、アルのからかいに対してエルファティシアはジト目で反論し、エルファティシアの口から出たとんでもない事実にアリサたちは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「な、”何百歳か忘れた”って………」
「フフ、それでいてあの若々しいお姿。異種族の方々は相変わらず年齢とは釣り合わない容姿をしていらっしゃいますわね♪」
「あの口ぶりだとあのエルフ、ひょっとしたらロゼよりも年寄りなんじゃないかしら?」
「セ、セリーヌ!エルファティシア皇妃陛下にもそうだけど、婆様にも失礼よ!」
「君達も何気にとんでもない事実をさりげなく口にしないでくれ……」
我に返ったアリサはジト目でエルファティシアを見つめ、シャロンはからかいの表情を浮かべ、アリサと共にジト目でエルファティシアを見つめて呟いたセリーヌの推測を聞いたエマは慌てた様子で指摘し、二人の会話を聞いたマキアスは疲れた表情で溜息を吐いた。
「ハッハッハッ!エルファティシアが今でも若々しい事は、エルファティシアの素晴らしい身体を数えきれないくらい味わっているこの俺が一番良くわかっている。だからエルファティシアを年寄り扱いしてやるなよ、アル。」
「ちょっと、ヴァイスハイト!?みんなのいる前で、そんな恥ずかしい事を言わないでよ!」
「ヴァ
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