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稀代の投資家、帝国貴族の3男坊に転生
31話:任官
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。」

「これはご丁寧に痛み入ります。自治領主のラープと申します。ご承知かもしれませぬが祖父があのレオポルドでございまして、その縁で非才ながらお役目についております。」

挨拶を交わすと席を進められた。

「幼少の頃からのご活躍はこちらにも流れておりました。ご無礼になるかもしれませんがフェザーンに生まれていれば『今年のシンドバット賞』をなんど受賞できたかなどと話しになっておりました。」

そう言いながら自然に酒を注がれた。顔には出さなかったが驚いた事に注がれたのはレオだ。少なくとも注目すべき存在と認定はされている様だ。

「お恥ずかしい限りです。先ほどワレンコフ補佐官からも嬉しい言葉を頂きましたが、フェザーンはビジネスの本場、辺境星域での些細な成功をそのように評価いただくなど、恥じ入る次第です。それにしても自治領主閣下にご愛飲いただけているとは、改めましてお礼申し上げます。」

まあ、良い策だよな。面会相手が関わっている酒をさりげなく愛飲している態を演出するって。少なくとも悪感情は懐かない、本当に愛飲してるかはまた別の話だろうけど。そのあとは無難な話題を話して挨拶を終えた。
RC社名義で購入した中心街から少し離れた高級住宅街にある屋敷に向かう。今後フェザーンに拠点を持っておきたかったし、個人資産の面でも他人の家でお世話になる理由が無いからね。ここを拠点にフェザーンでは活動するつもりだ。
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