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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
第二層攻略 その後
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リンドが動いた。

「貴方の覚悟はよくわかった。もういい」

オルランドに刺さっていた剣を引き抜く。オルランドのHPは1だけ残っていた。

「な、何やってるんですかリンドさん!そいつは人殺しのリーダーですよ!?何で止めたんですか!」

フードのプレイヤーは叫ぶ。リンドはくくっと笑い出すと、

「いや、死んだとも!強化詐欺の首魁オルランドはさっき死んだ!そしてここにいるのは《伝説の勇者達レジェンドブレイブス》のリーダーのオルランドだ!武器も防具も自身が手に入れたわけではない偽物だが、その心は本物の勇者だった!オルランドさん。俺たちはアンタたちを置いて行く。生まれ変わって一からやり直すなら……死ぬ気で追いついてこい!待ってはやらないが、その時は喜んで攻略組は《真伝説の勇者達レジェンドブレイブス》の加入を認めるだろう。だが、俺たちももっともっと強くなるがな!」

リンドの一言でプレイヤー達は拍手をし始めた。

「な、何だよお前らそんなんでいいのかよ!?人が死んだんだぞ!?」
「まあまあジョー。落ち着いて聞いてみぃよ。なんやねんリンドはん!オモロすぎやろ!……所でジョー。その死んだプレイヤーって当然ワイも知ってるプレイヤーやろな?強化詐欺の対象になるぐらいや。ワイが知ってるぐらいのプレイヤーなんやろな?」
「え、あの、その……俺も人から聞いた程度なので……」
「貴様そんな適当な理由使いおって!」

キバオウはジョーと呼んでいたフードの男の頭をぐりぐりしていた。
キバオウの仲間なのだろう。それにしてもアイツは怪しい。
これから気をつけておかないとな。

「よ!そこのお二人さん」
「キリトにアスナか」
「コハル!」
「アスナ!」
「二人を見つけて走って来たんだ。……ところでアヤト。お前もしかしてラストアタックの時、俺より一拍早くなかったか?今回のLAの表示が無かったんだけど……」
「さぁどうだろうな?そんなことよりあれは出口じゃないか?早く行こうぜ」
「ちょっ!?やっぱり取ってんじゃねーか!何が出たか教えてくれよ!」
「あ!ずるい!アヤトばっかり強くなって!」
「そうそう、何が出たか怒らないから教えなさい!」
「いや、もう俺の手元にはないんだ。なにせ、第二層の真のMVPは俺じゃあないからな。……俺達は止まらないからさ。ネズハ、お前達が止まらないかぎり、その先に俺達はいる。だからさ、止まるんじゃねぇぞ」
「なんだよそれ」

キリトが笑いながらツッコミを入れてくれた。

「とはいえ、俺もアヤトの行動には賛成だな。……帰ってこいよレジェンドブレイブス。それに、第三層からがSAOの本番なんだ」
「そうなの?なんで?」

アスナがキリトに顔を近づけて質問する。
キリトはたじろいでいたが、質問に答える
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