機動戦士ガンダム
2168話
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と反発される可能性もあるが。
……何らかの取引材料を用意する必要があるか? それこそ、MIP社にF-32を譲渡した時のように。
とはいえ、そう簡単に譲渡してもいいような兵器の類はないしな。
何より、この世界にある技術でもそこまで無理をせずに開発出来るような代物であるという縛りは、色々と厳しい。
SEED世界で入手した、戦闘ヘリや長距離哨戒機とかは……まぁ、この世界の技術の外側にある技術や概念で設計されたと考えれば、そこまで問題ではない、か?
そんな風に考えつつ、取りあえずその辺は技術班と政治班に相談してから決めた方がいいと判断し、影のゲートに身体を沈めてHLVの打ち上げ施設に向かう。
影から姿を現せば、そこではメギロートやバッタ、コバッタが必死に打ち上げ施設を建築している場所だ。
24時間働けますかってのは何かのフレーズであったと思うが、俺の視線の先の光景では、メギロートやバッタ、コバッタが休む事もないままに打ち上げ施設を作っていた。
こうして見る限りだと、そう遠くないうちに打ち上げ施設は完成しそうだが……
ただ、それでも間に合うかどうか、だな。
視線を少し打ち上げ施設から少し離れた場所にある島に向ける。
そこはこの施設とは違って人が住んでいる島だ。
だが、現在はそこには普段よりもかなり多くの人数が集まっていた。
言うまでもなく、この打ち上げ施設が完成したらHLVでクレイドルへの移住を希望する者達だった。
一応、このUC世界では地球に残っている者達はエリートという扱いだったりするんだが……まぁ、中には不法に地球に残ってる奴もいるらしいしな。
そういう連中にしてみれば、今回のクレイドルに……ルナ・ジオンへの移住というのは、良い機会なのだろう。
遠くの海でズゴックが海中から頭を浮かび上がらせたのを眺めつつ、そんな風に考えるのだった。
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