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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【魔法先生ネギま!】編
243 目覚めたらデス・メガネ
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タカミチの為人(ひととなり)からして、そんな状況下で俺をそのまま放り出すなんてまず無いだろう

そこに俺の身の上を(かんが)みると、アリアドネー≠ゥ麻帆良∞ラカンの元≠フ三択しかなくなる。その三択の内、より安全性が高いのは麻帆良≠セ。

「ちなみに、タカミチのオススメの選択肢は?」

「……【麻帆良学園都市】ってところに来てくれる事かな? そこなら僕も色々と融通を利かせる事が出来るからね」

「【麻帆良学園都市】…」

タカミチからはやはり麻帆良≠ニ云う選択肢が提示される。

しかし麻帆良≠ェ嫌なわけではない。今の俺の肉体年齢は5歳くらいなので、とっとと肉体年齢を上げるために某・ロリババア≠ニ交渉して別荘>氛氈gダイオラマ魔法球”を借りるのもありかもしれない。

……もしくは、数多(あまた)在る二次創作よろしく、その某・ロリババア≠ノ弟子入りするのもありだろう。

「タカミチは融通を利かせる事が出来る≠チて言ったけど、タカミチってそんな強権を奮える立場の人物なのか?」

「……いや、僕は学園長──麻帆良の最高権力者との繋がりがあるだけだよ」

「その学園長≠ヘ、俺みたいな訳有り≠受け入れられるのか?」

「それは大丈夫さ。学園には君以上に個性的なヒト£Bがたくさん居るからね」

(でしょうねぇ…)

600歳越えの吸血鬼∞褐色巫女半魔族スナイパー∞未来から来た超天才異世界人∞魔法使い絶対殺すウーマンな某・亡国のお姫様∞科学と魔法のハイブリッドガイノイド≠ネどと比べると、英雄の息子のクローンに憑依した現人神(あらひとがみ)≠ナしかない俺なんてどうってことはない。

俺は腹を据えた。

「ふむ…。ならタカミチに付いて行くよ。……タカミチもそうして欲しいみたいだしな」

「助かるよ、えーと…。……そういえば君の元の名前は? 名乗りたい名前でも良いよ」

「名前か…」

確かに名前が無いのは色々と不便である。升田≠名乗っても良いが、曲がりになりにも俺はスプリングフィールド≠ネのだ。

(なら…)

「そうだな、今日から俺は真──春原(すのはら) (まこと)とでも名乗るよ」

「春原 真>氛泓ヌい名前だと思うよ」

「……まぁ、いくらか面倒掛けると思うが。よろしくな、タカミチ」

「こちらこそ、真君」

改めてタカミチと握手する。……それは俺による主にシュン・スプリングフィールドへの嫌がらせのための魔法世界(ムンドゥス・マギクス)°~済譚≠フプロローグであった。

SIDE END
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