【魔法先生ネギま!】編
243 目覚めたらデス・メガネ
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そして俺はついに気配の主≠ニポッドのガラス越しに対面し──この世界≠ェどんな世界かを悟り、内心で変な声が出た。
気配の主≠フ性別は男で、年齢は30〜35と云ったところだろうか。口元には無精髭を湛え、服装はスーツで眼鏡を掛けている。
ここまでの情報では一見うだつの上がらなさそうなサラリーマンなのだが、この男性がそうでは無いと俺は識って≠「た。
(高畑・T・タカミチ=c)
“咸卦法”を使えるなら鼓舞≠フバフが得られ、肉体はもとより精神的にも強化される。なるほど、覇王色≠ェ通じにくいはずだ。そしてそれは、この世界が【魔法先生ネギま!】な世界線である公算が高い事を意味している。
この後、ちゃんと救出してもらえた。
………。
……。
…。
「……ふむ、それでタカミチは日本の麻帆良≠チてとこからあの研究所にカチコミを掛けに来たと…」
「……カチコミ──言葉を選ばずに言ってしまえば確かにそうとも云えるね。……はは…」
高畑・T・タカミチ──タカミチ(そう呼んでくれ≠ニ言われた)から聞いた話を纏めてみれば、タカミチは苦々しい顔から一転、何故か苦笑しながら俺の要約が間違っていないことを認める。
タカミチは研究所の職員を手馴れた手付きで捕縛してから最寄りの町の宿まで俺を連れ、俺はそこでタカミチから大まかな説明を受けた。
当初はタカミチも内容が内容なので口に渋っていたが、当事者≠ナある事を盾に、タカミチの良心をつついてみれば色々と話を訊く事が出来た。
どうやら俺はネギ・スプリングフィールド計画≠ネるプロジェクトで今は亡き<lギ・スプリングフィールドの代替品≠ニして、ネギ・スプリングフィールドのDNAから作成≠ウれたらしく、タカミチはとある情報筋≠ゥらのタレコミでこの研究所にカチコミを掛けたとの事。
……そう、今は亡き≠セ。
色々腑に落ちないところがあるが、タカミチからその事について面白い話が聞けた。
まず、俺のオリジナル≠ナあるネギ・スプリングフィールドはイギリスがウェールズの田舎の村に住んでいた。
しかし凶事と云うものは存外とありふれているらしく、ネギ少年が住んでいた村は悪魔の大群に襲われる。村人は高位の悪魔によって悉くが恐らくは永久石化≠ナだが──石化させられていた。それが3年前。
そこまでは知識≠フ通りなのだが、そこから俺の有している知識≠ゥら大きく逸脱する。
ネギ少年が斬殺体で発見されたらしい。
……そして更に興味深い事に、ネギ少年にはシュン・スプリングフィールドとな名前の、聡明な¢o
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