第23話 激突、星雲組!? 男とは、時に敢えて道を踏み外す事もある(後編)
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策なのだろう。
『良いか、一歩でも動いてみろ。てめぇらの大事な組長さんは蜂の巣になるぜぇ!』
大型起動兵器上部の銃座が一斉に拘束されていた組長へと向けられる。
少しでも動けば組長を蜂の巣にする為だ。
『く、組長!!』
(どうする、僕一人のエネルギーじゃジャスティスキャノンは使えない。何より、あれは威力が高すぎて幹部の人たちや組長にまで被害が出てしまう。だけど、このままじゃ何も出来ずにただやられるのを待つだけだ。一体どうすればーーー)
組長を人質に取られてしまい一歩も動く事が出来ない幹部達とウラバンチョウ。
其処へ大型起動兵器からの一斉砲撃が浴びせられる。
バルカン砲が、ミサイルが、レーザーが、大砲が、ありとあらゆる攻撃がウラバンチョウ達に襲い掛かる。
『皆、僕の後ろに!』
『し、しかし! それではあんたが!?』
『僕のウラバンチョウなら少しは耐えられる。今此処で貴方たちを失う訳にはいかないんだ!』
幹部達を庇う為に、自分を盾にして全ての攻撃を受け止める。
それは、如何にウラバンチョウと言えどもかなりきつい事だ。
その証拠に爆煙が止んだ後には、片膝をつき、傷ついたウラバンチョウが其処には居た。
『ふん、憎きダイバンチョウの仲間を一人討ち取ったりだ! 覚悟しやがれ!』
全ての銃口が皆ウラバンチョウへと向けられる。だが、その刹那、全ての銃口が一瞬の内に切断されてしまった。
『だ、誰だ!?』
『今のは・・・』
突然の襲撃にウラバンチョウは勿論の事、チンピラですら驚きの声をあげる中、その中心に一体のロボットが降り立った。
『誰だてめぇは!』
『お前たちのような悪党を許さない正義の使者、とでも言っておこうか』
『生意気な事言いやがって!』
『おいおい、三下でももう少し台詞を考えるべきじゃないのか? 使い回し一辺倒じゃ飽きられるだけだぞ』
『うるせぇ若造が! そんなに死にてぇんならてめぇが先に死ね!』
搭載している武器がなくなってしまったので仕方なく八本の足で攻撃を仕掛けようとするが、そんな程度の攻撃など涼しい顔で避ける謎のロボット。
『其処の君、まだ動けるかい?』
『は、はい・・・大丈夫です』
『だったら、私があの無人兵器を倒す。君は組長を救い出すんだ』
『分かりました!』
謎のロボットの支持を受け、ウラバンチョウは立ち上がる。
そして無人兵器の頭上へと飛翔し、拘束されていた組長を無人兵器から取り外し、幹部達の元へと降り立つ。
『組長!』
『後は頼みます。僕はあの人と共に無人兵器を倒します』
幹部達に後を託し、ウラバンチョウは謎のロボットの隣に並び立つ。
『お待たせしました!』
『嫌、それほど待ってない
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