暁 〜小説投稿サイト〜
ランス END 〜繰り返しの第二次魔人戦争〜
第一部 GI歴末からLP歴の終わりまで
第一章(CP4二周目、結末Bエンド)
第04話 自由都市ジオでの冒険者()稼業
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手による戦闘にしても「喧嘩」や「拳法」や「格闘」といった戦闘法の違いなどはよく分かっていない。

 だから僕らキースギルドで細々とした新米冒険者向けの仕事を引き受けながら、冒険者としての適性を調べた。

 まず、ダンジョンに潜れば、やたらトラップに引っかかるし、ありえないミスやトラブルが続くことが多い。
 どうやら冒険者稼業の中でいうダンジョン探検(ダンジョン・アドベンチャー)は、明らかに危険だというのは身をもって体験した。

 そうなるとフィールド探索(フィールド・アドベンチャー)の分野については判定のさじ加減が分からない。
 簡単な薬草採取やお遣い程度であればトラブルが起こったことはない。
 それが野外モンスターを退治して素材採取などになるとトラブルが発生する。
 たぶん一般的に秘境と呼ばれる場所に冒険と呼ばれる名目で近づくとヤバいと考えられる。

 これが都市におけるシティ・アドベンチャーとなると、もう判断の基準がサッパリ分からない。
 キースさんからは他のギルドで下手な依頼は受けるなと釘を刺される始末だ。

 結局のところ、商隊の護衛、荷物運び、対人警護などが問題なく受けれる依頼であることが分かった。
 この世界の神様の判定がガバガバなのか、嫌がらせなのか分からないが――とにかく僕は冒険には向いてなかった。

 キースギルドは幅広い依頼を扱う何でも屋的な冒険者ギルドなのだが、僕らが安全に受けれる依頼が少ないことが分かった。
 そこで仕方なくキースさんから傭兵稼業を専門とする信頼できる冒険者ギルドを紹介してもらった。
 それが自由都市ジオに拠点を置く僕らが所属するティターンギルドだ。

 「ええ、冒険だと思われる依頼は絶対に受けれません。振りじゃないですよ」

 「ウチの信頼に関わるからな。その辺は忠告に沿って厳選してるさ」
 
 「ハイマンさん、僕らが受けれる依頼はありますか?」

 ティターンギルドは自由都市に数多くある冒険者ギルドの中で特に精鋭の傭兵たちが所属している。
 例えば「紅の天使」の異名を持つ凄腕の女傭兵セシル・カーナがギルド所属のエースだ。
 他にも自由都市における最大規模の傭兵団(クラン)の団長であるヴィアン・ペコが出身者として知られている。

 ちなみに下っ端の僕らは、そんな大物の傭兵と会ったことは一度もない。
 大物となると依頼も指名になるらしく、仕事を探しにギルドに通うことはないらしい。
 そんな信頼と実績のティターンギルドには商隊の護衛の要人警護、魔物の討伐に紛争地域への派兵まで数多くの依頼が集まっている。

 「う〜ん、坊主たち傭兵として戦争に参加するのは大丈夫なのか?」

 「そりゃあ冒険には当てはまらないだろうけどさぁ〜」

 「あのぉ、僕
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