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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
第二層攻略 ヒーローは遅れてやってくる
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の隙にコハルと俺は交互に攻撃をする。

「これは……!」
「ヒット&アウェイ……!!」
「ボスへの攻撃のタイミングを絞って少しづつダメージを与え、それ以外は走る事に全てをかけているという事か!」
「それだけじゃない。奴らはボスの周りを走り回る事で、タゲをどちらかに交互に変えさせて攻撃を制限させてるんだ!」
「すげえ!俺達も早くポーション飲んで復帰するぞ!」

麻痺を回復させて次第にどんどん人が戻ってきた。
攻撃をしているうちにアステリオス王の体力ゲージがラス1になり、全身が赤みをおびる。

「よし!あと少しだ!いくぞ!」

俺達は更に攻撃をする。が、

「■■■■■■■ーー!!!」
「ぐわぁ!!」

アステリオス王は突然咆哮をあげる。その衝撃波で俺達は吹き飛ばされてしまった。

「まずい……!連携が崩れた!」

すると、アスナがアステリオス王の体を駆け上がり再び攻撃をしようとしていた。しかし、

「!?」

再びアステリオス王は咆哮をあげた。その衝撃波でアスナは投げ出され、そのまま地面に落ちて行った。

カン……カン……

アステリオス王はハンマーの先を突くと口を大きく開いた。タゲはアスナに向いている。
アスナはヨロヨロと立ち上がっている。あれじゃあ躱せない!

タッタッタッ!

走る音が聞こえる。
あれは、

「キリト!!」

キリトはアスナを抱きしめて躱そうとするが間に合わず、体力を大きく失われて麻痺になってしまった。

「コハル!行けるか!?」
「うん!」

俺達はキリト達に向いているタゲをこっちに向かせるために走る。アステリオス王はハンマーを振り上げ、キリト達を潰そうとしている。

「間に合えええ!」

そして、俺達は二人がかりでアステリオス王のハンマーを受け止める。

「アヤト……!コハル……!」

キリトが名前を呼ぶ。それにしてもなんて重さだ。第一層のコボルドロードの刀とは比べ物にならないぐらい重い。

「離せ!離すのだ!!」
「もう手遅れです!馬鹿なことはやめてくださいオルランドさん!」

オルランドが仲間に羽交い締めにされている。俺達の加勢しようとしているのを止められているようだ。

「馬鹿で何が悪い!戦友達や姫君達の盾となって倒れるは騎士の本懐……!真の勇者であるならば!!今征かんでなんとする!!」
「はいっ!オルランドさん!!」

新たな声と同時にアステリオス王のハンマーの重さが軽くなった。すかさず俺達はハンマーを弾き返す。
アステリオス王は目を抑えると、近くに何が飛んでいるのが見えた。

「あれは……!チャクラム!」
「……ってことは……!?」

アスナとコハルはフッと笑うと、

「遅いわよ。まっ
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