暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2167話
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うして見る限りでは、魔法に興味を持ってルナ・ジオンへの移住を決めた奴も多かったという事か。

「な、なぁ、あんた! あんた魔法を使ったって事は、ルナ・ジオンの人間なんだよな? 俺達もルナ・ジオンの国民になれば、魔法を使えるようになるのか!?」

 移住希望者の中でも、一際眼を輝かせて俺の魔法を見ていた男が、そう尋ねてくる。
 ……さて、どう返答したものか。

「そうだな、可能性はあるとだけ言っておく。もっとも、魔法を習う為にはルナ・ジオンに優良な国民だと認識される必要があるけどな」

 これは嘘ではない。……もっとも、真実を語っている訳でもないが。
 確実に魔法を習いたいのであれば、それこそゲートを使ってホワイトスターに行き、そこでネギま世界の魔法使いを始めとして、魔法を使える相手に教えを請うという方法だ。
 そしてホワイトスターに行けるのは、基本的に俺達がその世界で代理人として認めている勢力が許可した者だけ。
 しかもその許可を出して送り出した人物がホワイトスターで何か問題を起こした場合、その勢力には何らかのペナルティが与えられる。
 そうである以上、ルナ・ジオンとしても迂闊な相手に許可を出す訳にもいかないだろう。
 もしくは、もっとルナ・ジオンとシャドウミラーの交流が活発になり、他の世界の人間がクレイドルにやってくるようになれば、その相手と交渉して魔法を習う事も不可能ではない。
 特にこのクレイドルは月にあるということもあり、その辺りに興味を抱く者は相応にいる筈だった。
 地球以外の場所に設置されているゲートとなると、それこそマクロス世界なんかもあるのだが、向こうは完全に未知の惑星ということで、やはり自分達に身近で、それでいながら簡単に行くことは出来ないような、月というのは魅力的な筈だった。

「そうか! 分かった。優良な国民とルナ・ジオンに認識されればいいんだな? よし、頑張るぞ!」

 俺に魔法について聞いてきた男は、そう言いながら気合いを入れる。

「のう、そこの。このクレイドルでは、異世界の動植物を見られると聞いたんじゃが……それは真実かの?」

 魔法の男の次に俺に聞いてきたのは、60代程の男。
 だが、その目には年齢を感じさせない好奇心が宿っている。
 あー……やっぱりこういう奴も来たのか。
 ルナ・ジオンがシャドウミラーと……異世界の国と繋がっている以上、それを調べたい学者の類が来るというのは、当然のように予想していた。
 だが、まさかクレイドルに到着する第一便で来るというのは、ちょっと予想外だった。
 一応もっと金のある学者とか研究者の類は、スポンサーの金でクレイドルに向かっているらしいのだが……そちらは、まだ到着してはいない。
 当然だろう。普通に考えれば分かる事なのだが、金を
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