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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
第二層攻略 第三のボス
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「了解!」

俺達は左右逆に飛び、ナト大佐の脇腹を攻撃したり回って翻弄しながら攻撃したりする。
すると、ナト大佐のモーションに変化が起きた。これはキリトが言ってた電撃系の攻撃!?
マズイ!!

「「コハル(アスナ)!!」」

俺達ハッとする。後ろでエギル達はニヤニヤしながら回避の為に下がっていた。

「ディレイ入ったぞ!G隊スイッチだ!」
「いざ行かん!伝説の勇者達よ!突撃!!」

俺達H隊とレジェンドブレイブスのG隊とスイッチする。
すると後ろからエギルが現れ、回復ポーションを渡してくれた。

「はっはっは!どうした?やっぱり野郎より相棒達のほうがいいのか?」
「あんなわからず屋知らないね!それにアヤトとだって十分戦いやすい!」

キリトはポーションをぐびぐびと飲み干す。

「ところであの時のレア物の斧はどうしたんだ?」
「ああ……まあ色々あってな。パフォーマンスは落とさんから安心してくれ」

ふと、ナト大佐とブレイブスの戦いを見てみる。中々戦い方が上手くなってる気がした。

「あいつらナリだけじゃなく中身も大分強くなったな」
「ああ、もう少ししたら俺達も戻ろう。キリトはどうだ?」
「分かった。俺もスタンバイ出来てる」

「か、回避ー!!」

リンドの声が聞こえてくる。
俺達は本隊の方を見ると、ボスの武器であるハンマーに電気が集められて今にも振り下ろされて直撃されそうだった。本隊はどうにか誰も直撃即死することはなかった。が、一撃で麻痺になったプレイヤーが多く出てしまった。

「は、早く麻痺になったヤツらを引っ張っていくんや!」

キバオウは叫ぶ。もう連携は崩壊してる。はっきり言ってこれは危険だ。リンドも一人で何かつぶやいている。

「まだだ……まだ戦えるんだ……」
「リンド!!」

ハッとリンドは顔を上げる。

「これ以上麻痺者が出たら危険だ!惜しいがここは退いて仕切りなおそう!」
「で、でももう半分だぞ!?ここで退くなんて……」
「とは言え陣形も崩れ、三分の一が麻痺になってる今はかなり危険だ」
「ぐっ……」

確かに今のこの状況がマズイのはリンドも十分理解しているようだ。

「あと一人や。あと一人麻痺者が出たら退く。それまでやってみぃひんか?」

俺達は声の方を向く。キバオウだ。でも……

「いいのかキバオウさん?仕切り直したら次はアンタがリーダーになれるのに……」
「わーっとる。けどな、皆タイミングは掴めてきてるし集中も出来てる。士気も高い。この状況は最悪やけど、戦えてるモンは最高の状態なんや!それに、ワイは損するのは大っ嫌いやねん」

キバオウの言葉にリンドは考えると、その意見に賛成した。

「それでいこう。提案……感謝する」

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