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ハルケギニアの電気工事
第32話:肥料作りと農業改革!!(その1:説明編)
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なるほど。解った。他には何か有るか?」

「栽培したい植物で、まだ見つかっていないものがあるので、機会が有れば見つけに行きたいと思います。米という穀類を取る為の稲といわれる植物や大豆、小豆、そら豆等の豆類、大根やゴボウ等の根菜類など、欲しい植物が一杯あります。
 あとは、エルフの集落との交易のための中継点を作る事と、椰子の実やゴムの樹液の採集を定期的に行う為の作業員と、「リュウゼツラン」と「ケイアップル」の栽培の準備や実際に栽培を行う作業員の確保等ですね。南方という特殊環境で長期間の住込みで働く事になりますから、希望者が居るかどうか心配です。近くにいるのはエルフと幻獣位ですからかなり根性が必要になりますし、護衛する為の戦闘要員も必要になると思いますから。」

「確かに難しそうだな。少し時間が掛かりそうだが、出来る所から順番にやっていくしかないだろう。実施項目が多すぎるから、しっかりと計画を立てて焦らずに頑張りなさい。もちろん、途中報告は忘れないようにな。」

「解りました。」

 父上とも話しをして承認を貰いましたから、順番に進めていきましょう。これからはさらに人を使う事になると思いますから、時期を見て、また人集めをしないとならないでしょうね。
 今の『保健衛生局』の仕事が軌道に乗って、順調に進むようになってから考えればいいと思いますが、計画は形にしておかないといけませんから、結構忙しいと思います。
 街道整備についても『施設課』で検討中ですが、出来るだけ石畳で整備して、雨が降ってもぬかるんだりしないようにします。余り整備してしまうと、他国に攻め込まれた時に利用されてしまうので問題もあるのですが、それよりも自分たちで利用した時の利点を考えて、しっかりと整備しようと思います。
 後は馬車の足廻りと座席を、もう少し改良して振動を抑えるように出来れば、馬車での高速移動も出来るようになるでしょう。そのかわり馬の蹄には辛いかもしれませんから、蹄にはかせる靴のようなクッション材も開発してあげないといけませんね。
 まだまだ、研究が必要なものが一杯あって大変ですが、考えるのが楽しいって良い事ですよね?
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