第32話:肥料作りと農業改革!!(その1:説明編)
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ると牛乳が青臭くなるので、これを無くすためにも乾草も食べさせなければなりません。それに牛乳にコクを出すためには、飼料にたんぱく質を多く含む大豆、米、麦、トウモロコシなどを混ぜる必要があります。こういった飼料も開発しないと行けません。
いずれ、牛乳からアイスクリームという冷たいお菓子を作るための冷却設備や保存施設なども作ったり、牛乳を発酵させたヨーグルトなども作る事を考えています。」
「牛を使う事だけでも、色々な事が出来る物だな。牛の乳など飲んだ事が無いが、美味いのか?それにアイスクリームとかヨーグルトといった新しい言葉が出てきたが、それも食べものなのか?」
「牛の乳、牛乳は搾ったままを飲むと濃すぎてお腹を壊す人が多いと思いますから、適当に薄める必要が有ります。こうして調整した牛乳は、冷やしても温めても美味しいもので、料理にもよく使われます。ただ、冷たい牛乳を大量に飲むと、やっぱりお腹をこわす事があるので飲み慣れない人は注意が必要です。
バターは食べ慣れている食材だと思いますが、作り方は、まず絞りたての牛乳を加熱殺菌した後、放置しておきます。そうすると牛乳の上に塊ができます。これがクリームといわれるものですが、これを取り出して激しく撹拌すると水分と分離されて乳脂肪分の塊が出来ます。これを取り出して、塩を加えて味を調えたものがバターとなります。パンに塗って食べたり料理に使ったりしますが、お菓子などを作る場合は塩を入れていない無塩バターの方が良いと思います。
アイスクリームとヨーグルトも牛乳の加工商品です。
アイスクリームはバターを作る途中で出来るクリームに砂糖などで甘く味付けして、ゆっくり撹拌しながら冷やして固めた食べ物です。冷たくて口に入れるととろける感じがとても美味しいものです。夏場の暑い時には最高だと思います。
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を入れて発酵させて作る食品です。酸味がある為、苦手な人は砂糖で甘くしたりして食べますが、発酵させる事で乳酸菌が増えて、これがお腹の中で働いて、お腹の調子を良くしてくれるといった、身体に良い食べ物です。
また、肉の繊維を分解する効果があるので、ヨーグルトに肉を一晩程度漬け込む事によって肉が非常に柔らかくなります。
一般的に牛乳の加工品としてはチーズがありますが、牛乳には色々な使い道があって身体にも良いものですから、ぜひ普及させたいと思っています。」
「牛乳とはそんなに良いものだったのか?酪農では山羊の乳も使う事があるようだが、そちらも同じような物か?」
「山羊の乳は牛乳よりも栄養価が高いと言われています。ただ、牛乳よりもクセがあるのでちょっと飲みにくいと思います。ですから、まず牛乳を普及させて、その後、受け入れて貰えるようであれば山羊の乳も考えようかと思うのです。」
「
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