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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
体術スキル
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ゃあ大人気の有名人じゃン?」
「確かにそうですね!その美しさで壊滅寸前のボス攻略隊の死の恐怖を忘れさせたり、低いレベルのパーティの生きる希望になってたりさながら女神のようだと……!」
「へ、へぇ……」
「そう、なんだ……」

そんなこんなで森を抜けると、ゴツゴツとした巨大な岩が散りばめられた広場に出た。すると、一つの岩の上に一人の老人が現れた。

『フォフォフォ……ここに来たというか事はお主らも我が極めし体術の数々の伝授を求めて来たのだな?』
「はい!宜しくお願いします!」

老人の頭の上にクエストフラグが立った。ネズハは表示された欄のYESボタンを押そうとすると、

『ここで我が弟子となった者はわしが出す試練を突破するまで山を下りる事は許さぬ。覚悟は出来ているであろうな?』
「え……」

老人のその一言にネズハの動きは止まった。首をこちらに向けると、聞いてないぞ!と言わんばかりの視線を送ってきた。

「あ、あの……キリトさんとアヤトさんはこの体術スキルを習得したんですよね?どれぐらいかかったんですか?」
「まぁ一週間ぐらいか?」
「いや、5日ぐらいかな……」
「5日って長いですよ!!……そういえばアスナさんとコハルさんはまだ体術スキルを習得してないんですよね?やらないんですか?」
「うーん、今のところその予定はないかな」
「そうね。興味はあるけどね」

ネズハは悲しそうに項垂れると、

『なんじゃ、逃げるのか?フォフォフォ、それが良かろう……我が秘伝の体術は小娘共では難しかろうて……その方が賢明じゃ』
「何ですって!?」

アスナが声を上げる。コハルも視線が強い。老人はニヤリと笑うと二人の前に体術スキル習得のクエスト欄を出す。
二人が欄に触れようとしているので、

「数日後にフロアボスだから挑んじゃダメだぞ?」
「「!?」」

と、釘を刺しておく。二人の動きが止まった。

『何じゃ?本当に受けぬのか?さっきまでの威勢はどこに行ったのかのぉ。ま、所詮脆弱なおなご。何度も言うが、我が武の真髄たる体術を極めることなど出来なかろうて』
「な、何ですって?」
「不満か?それとも、ワシがもっと《有用な体術》を伝授してやろうかのぉ?」

老人が岩の上から飛び降りると、ゆらりと立ち上がって次の瞬間。

ぷにん

アスナとコハルの胸に指で触れた。
そこからは早かった。アスナもコハルも腰の剣を仕事人もビックリの目にも留まらぬ早業で老人に斬り掛かった。
しかし、老人は杖を使って二人の剣を受け流す。猛烈な勢いで攻撃を辞めない二人だが、老人は軽く躱して二人を赤子扱いだった。

「なんじゃなんじゃ、この程度かの?背中がお留守になっておるぞ?」

そう言って二人の背後から今度はスカート
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