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真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
体術スキル
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「コハル!強化素材を蒔きに焚べる時だ!強化する時は強化素材を蒔きとして火の中に焚べるだろ?あの時に一瞬焚べた時に起きるエフェクトに見惚れてただろ!そこだ!」
「たしかにあの時は四人とも目を逸らしてたよね!急いでアスナに知らせに行かなくちゃ!」
「サンキューアルゴ!俺達は急いでアスナにこの事を伝えに行かなくちゃならないから!」
「アルゴさん!ありがとうございました!」
「オレっちも後でアーちゃんの部屋に向かうゾ!」

俺達はダッシュでアスナの泊まっている宿屋の前に行く。階段を登って部屋の前に着くと扉がしっかり閉まっておらず、先に俺は勢い良く扉を開けた。

「アスナ!武器の件で話がある……ん……だ……」

部屋の中には頭の上に女性物のショーツを乗せたキリトが山積みになってる衣類やアイテムを漁っている光景だった。アスナはその光景をすぐそこで見ながら鬼の形相を浮かべている。

「あ、えーっと……」
「どうしたの!?ア……ヤ……ト……」

コハルも部屋の中のキリトの光景を見て言葉が止まる。キリトの頭の上からアスナのショーツが落ちてヒラヒラと足元に落ちると、

「アヤト見ちゃダメ!!」
「ぐふぉ!!」

コハルの全力の顔面パンチによって二階から真っ逆さまに落ちた。









「は、入ってもいい……ですか?」
「……」
「お夜食買ってきたんです!冷める前にいかがでしょうか!?」
「……入って」

その一言で俺とキリトはアスナの部屋に入る。コハルも夜食を買いに行ってまだ戻ってきていないようだ。

「この街の名物《タラン饅頭》だよ」
「でもこれ、βテストの時には無かったんだよ」

キリトはアスナに一つ饅頭を渡す。

「それにしても俺たちが部屋に入った時は驚いたよ。まさかキリトがアスナの服とかアイテムを漁ってるのかと思ったら《所有アイテム全オブジェクト化》で奪われたアスナの剣を取り戻すなんてなぁ」
「変な勘違いしないでくれよ……あの時はギリギリだったんだぜ?3600秒以内じゃないと使えないしな」

そう。どうにかアスナの剣は取り返した。しかし、まだ事件は解決してはいなかった。

「ところで、これって何まんだと思うよ?」
「牛のステージだし、牛肉の饅頭なんじゃないか?」
「ふーん。珍しいけど納と───「うにゃあ!」なんだ!?」

変な声のする方を見ると、アスナの顔中に白い何かがべっとり付いていた。

「こ、これは……」
「クリーム……だと!?運営め!謀ったな!」
「いや、それより拭くものだ!俺、タオルがあるからキリト!拭いてあげてく……れ」

ふと扉の方を見ると、アルゴがガクガクと震えながら廊下の壁に寄りかかりながら腰を抜かし、その隣には……青筋を立てたコハ
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