暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2166話
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……それこそ、一体どんな方法があるのやら。
 そんな疑問を抱きつつ、その後も色々と相談をし……結局その日はホワイトスターにある俺の家に帰るのが遅くなり、千鶴から軽い小言を貰う事になるのだった。





 セイラが全世界に月の周辺に機動要塞を設置するという事を宣言してから、数日。
 ジオン公国、連邦軍共に抗議をしてきたが……それは元々予想されていた事だったので、スルーされていた。
 月に住んでいる者達の反応に関しては、こっちが予想していたよりも遙かに良かった。
 やっぱり占領はしても、月面都市の運営には基本的に関わっていないというのが大きいのだろう。
 後ろ暗い事をしていた連中は、処分されているし。
 もっとも、そういう後ろ暗い事をしていた連中と繋がっていた連中にしてみれば、ルナ・ジオンは恨み骨髄といった感じだろうが。
 そして、大抵そういう連中というのは強い影響力を持っている訳で……それでも特に騒動が起きていないのは、ルナ・ジオンが力を見せたから、というのも大きいだろう。

「では、アクセル。お願いね」
「ああ」

 セイラに見送られ、俺は一応という事で護衛のメギロートを引き連れ、シャトルで移動する。
 てっきり誰か……それこそジオン軍や連邦軍の強硬派辺りが何らかの妨害行為をしてくるのかと思ったが、そこまで短絡的な真似をする奴はいないらしい。
 いや、正確にはやろうとしてもどういう手段で俺が機動要塞を運んでくるのか分からないから、妨害出来ないというのが正確もしれないが。
 もしかしたら、月に向かう航路とかでジオン軍や連邦軍が待ち伏せしている可能性もある。
 それこそ、臨検して機動要塞を自分達の物にしようとする為に。
 ……まぁ、それは無駄に終わるのだが。
 シャトルで出発して暫くが経ち……やがて、量産型Wが口を開く。

「アクセル代表、目標宙域に到着しました」
「分かった。なら、俺はこれからバルジを出してくるから、周囲を警戒しておけ。もしシャドウミラーとルナ・ジオン以外の勢力が近づいてきた場合は、警告。警告しても退かないようなら、撃破しても構わない」
「了解しました」

 短く言葉を交わし、俺はそのまま宇宙空間へ。
 普通ならパイロットスーツや宇宙服といった物を必要とするのだが、混沌精霊たる俺にそんな物は必要ない。
 いつも通りの生身のままで宇宙空間に出て、シャトルから十分に離れる。
 そうして空間倉庫のリストの中からバルジを選択し……次の瞬間、月の近くにバルジが出現した。
 月とかでも、この光景を見る事が出来た者がいれば、間違いなく驚いただろう光景。
 そんな光景を想像しつつ、俺は次にカトンボやコンテナといったように、メギロートやバッタ、コバッタが大量に入っているそれらを取り出していく
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