白髪の少女
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人。
「ん、んん……ここは?」
なんで、私、ベットで寝てるの?
「あたし達の船の中よ。ここは私の部屋、気分はどう?」
オレンジ色の髪をした女はベットで寝ていた少女に聞く。
「…えっと……少し体がだるいですが一応平気…です」
わぁ……凄い美人さん。
「起きたのなら、まず先にお風呂入っちゃいなさい。結構体汚れてるから」
「え? あ……あぁ…ありがとうございます」
少女が名も知らない美人に連れられユニットバスへと向かう。服を脱ぎシャワーを浴びると湯船に入ると自然と声が出てくる。
「はぁ……いいお湯」
体から力が抜けていくや…っと状況の整理をしておこう。
死んだはずの私はいつのまにかにこの島の海岸で寝ていた。そのあとルフィと一緒にリンゴを食べてそのあとは寝ちゃってたんだ。でも何故かルフィがいなくなってて、代わりにいたのはさっき見た美人さん。ということはここはルフィの仲間の船ってことかな……それで……
「着替えのTシャツここに置いておくから、お風呂から上がったら着替えちゃいなさい」
「…………」
しかし、パシャパシャと水が跳ねる音が返ってくるだけで返事がない。ユニットバスに付いているカーテンを開けると、湯船に頭まで浸かり弱々しく手足を動かしている少女の姿があった。
「ちょっと!! なんで溺れてるのよ!?」
「ゴホゴホッ…ゴホッ…はぁ…はぁ…死ぬかと思った」
湯船に浸かってたらなんか力が抜けてきてお風呂で死ぬとこだった。そんな残念な死に方はしたくない。
「しっかりしてよもう。あんた能力者だったのね、ルフィが言ってたのは本当だったんだ。ほら、タオルで体拭いて、みんなのところに行くわよ」
「はぁ…はぁ……ありがとうございます、えっとみんなって?」
「この船の船員達よ」
船員? よく分かんないけど、ついてこいってことだよね?
まだ髪は乾ききってなくてひんやりする。それに美人さんから貰った服はダボついてる。まぁ、私より身長が大きいし、胸も大きいから仕方ないんだろうけど。私で150くらいだから、この人170くらいだと思う。それでここはキッチンかな?
「おー! お前起きたのか!! 良かったな!」
あ、ルフィ……じゃあやっぱりこの船はルフィが乗ってる船、それも海賊船か。私これからどうなっちゃうんだろう?
「目覚めて良かったよ麗しきレディ。お腹が空いてるということでしたので、この船のコックであるこのサンジが作った料理をお召し上がり下さい」
キッチンにある椅子に座らせられ、目の前にはぐるぐる眉毛の男の人が出してきたのは湯気が立ち上り香ばしい嗅いだことがない臭いがするスープ。
いい匂い……でも、この
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