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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Cインターミドルの猛者〜Reunion〜
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「戦乱の時代ではなく平和の時代での出会いですわね」

わたしも一応当事者になるんだけど、どこか他人事のように思っちゃってる。フォルセティもちょっと困ってる顔してるし。

「ヴィクトーリアさん。私は、チームナカジマの皆さんと出会う前、覇王の名と覇王流を最強と知らしめるため、ヴィヴィオさんやフォルセティさん、イクスさんを含め、ルール無用で打倒しようと考えていました。もちろん、雷帝ダールグリュンの末裔であるあなたも・・・」

「そう・・・。それで?」

「覇王流アインハルト・ストラトス。雷帝ヴィクトーリア・ダールグリュンに、DSAA試合ルールに則った試合を申し込みたいです」

「ヴィクターで結構ですわ、アインハルト。その挑戦・・・お断りするわ」

アインハルトさんからの挑戦を即断ったヴィクターさんは、アインハルトさんがその理由を尋ねるより先に「勝ち上がってらっしゃい」って簡潔に、戦意をぶつけながらヴィクターさんが言い放ちました。

「来年、インターミドルに挑戦するのなら、覇王流の全てを会得し、数多のライバルを打倒した上で挑んできなさい。今のあなたでは、私には敵いませんわ・・・絶対に」

「っ・・・! そうですね、仰るとおりです。ええ、必ず。必ず今より強くなって、雷帝ダールグリュンを下します!」

「ふふ。ええ、待っていますわ」

ヴィクターさんが右手を差し出して、アインハルトさんはその手を取って握手しました。まずい展開にならなくて良かったってホッとしたわたしは、ある事を思い出して「番長!」に向き直った。

「お、おう? 急にどうした。そんな大声出して」

「以前、番長のサインを貰ったことへのお礼がまだでした!」

「ん? お前らにサインを書いたことあったっけか? 今日、初めて会ったはず・・・」

「えっと、知り合い伝手に書いてもらったんですけど・・・。ルシルさんとアイリから・・・」

ルシルさんとアイリから番長の名前入りサインを渡された時、すっごく嬉しかった。番長って、見た目からは想像もしえなかったサインを書くんだよね。とても可愛い絵がデカデカと描いてある中に、番長の名前が書いてあるっていうサイン。初めてそのサインを見たとき、わたしとコロナとリオは・・・

――番長、絵が可愛すぎます!――

わたしの家で総ツッコみを入れたものだよ。砲撃番長(バスターヘッド)の可愛らしさを知ってる人ってどれだけいるんだろ。わたし達のようにサインを書いてもらって知る人もやっぱりいるんだろうな〜。

「あー! ルシルさんとアイリさんの言ってた来年参加する子ってのはお前らか! そういやサインに記した名前は、お前らの名前だったな! 今思い出したぜ! でもま、サインくらいいくらでも書いてやるぜ? 応援してくれるファ
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