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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Cインターミドルの猛者〜Reunion〜
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たしとフォルセティを見た。
「実は2人とも、ヴィクトーリアとは面識があるんだよ?」
「「えっ!?」」
シャルさんからのまさかの発言に、わたしとフォルセティは何度目かの驚き。ヴィクトーリア選手の方を見ると、「ええ。あなた達がまだこんなに小さい頃に、一度だけですが」って、腰の辺りで手の平を水平に振りました。その手の高さから見て、一番背が小さい頃だってことが判る。
「プライソン戦役の後、六課時代の頃に教会本部に招かれたことは憶えてる・・・?」
「「う〜ん?」」
フォルセティと一緒に腕を組んで唸って考えるけど、六課の隊舎で過ごした思い出が大多数で思い出せない。ヴィクトーリア選手は「まぁ2人とも小さかったですし」って苦笑しました。聖王教会の上層部やヴィクトーリア選手のようなベルカから続く血統の社交界があって、そこで聖王女オリヴィエのクローンであるわたしと、魔神オーディンのクローンであるフォルセティがお披露目となってみたい。
「そこで、ヴィヴィとセティと挨拶を交わしましたわ」
「ヴィヴィ?」
「セティ?」
「ええ。かつて顔を合わせた際、ヴィヴィをヴィヴィオ陛下、セティを騎士フォルセティと呼んだならば、陛下呼びは嫌、騎士呼びは嫌とのことで、ヴィヴィとセティという呼び方にしましたわ。あなた達も喜んでいましたし」
なんだろう、ヴィヴィ、って呼ばれたことで懐かしさを思い出して、すぐに「ヴィクター・・・さん?」って呼び名がパッと思い浮かんだ。フォルセティも「あ! ヴィクターさん!」ってポンっと手を打った。
「ええ! では改めまして。お久しぶりですわね、ヴィヴィ、セティ♪」
「「お久しぶりです!」」
わたしとフォルセティも改めて挨拶を返した。ヴィクターさんとニコニコ微笑んでると、「あの・・・」ってアインハルトさんがヴィクターさんに歩み寄りました。
「・・・覇王の直系でしたわね、確か」
「はい。そしてあなたは、かの雷帝バルトローメウス・ダールグリュンの末裔だと伺っております」
「ええ。血筋としては薄い方だけど。インターミドルの試合映像をご覧になったかと思うけど、雷帝ダールグリュンの戦技は全て引き継いでいるわ。あなたは?」
「全てではありませんが、少しずつ思い出して、自分のものにしていっています」
「そう・・・」
アインハルトさんとヴィクターさんが見つめ合う。険悪な雰囲気じゃないみたいだけど、なんだか不安になってくる時間。その沈黙を破ったのは「世代を超えての同窓会ですね♪」って笑うイクスだった。
「私、冥王。聖王のヴィヴィオ、魔神のフォルセティ、覇王のアインハルト、雷帝のヴィクター。まさか、このような場面に居合わせることが出来るなんて考えもしませんでした♪」
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