63.思い出とは人々の歴史であり美しい物ばかりではない。
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である。
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戦闘開始から凡そ1時間…
僕の天空の剣がイブールの身体を貫く!
激闘の末、辛うじて勝利する事が出来た…
みんなボロボロだ…お父さんを除いて…さすがに腹が立つ…
「ば、馬鹿な…私が…敗れるなどとは…」
「伝説の勇者様を舐めるなよ!」
お父さん…黙ってて下さい…貴方は何もしてないでしょう!
「ふっふっふっ…良かろう…私がお前らを魔界へ送ってやる…魔界でミルドラースに滅ぼされるがよい!!」
血だらけの身体でイブールが両手を掲げる!
…………が、何も起きない…
「何も起きねぇーじゃねぇーか!コノヤロー!!」
間髪を入れずにイブールへ蹴りを入れるお父さん。
酷い………
「な、何故だ!?何故、何も起きない!?」
「ほ〜っほっほっほ。何時まで大教祖のつもりなのです。貴方の企みなど、当に気付いておりましたよ」
ボブルの塔で聞いた、耳障りな笑い声…
「「ゲマ!!」」
お父さんとイブールの声が重なった。
突然、イブールの頭上に巨大な火球が現れイブールに直撃する!
「ぐはぁぁぁぁ!!!」
イブールの身体が跡形もなく消し飛ぶと、辺りからゲマの声だけが響き渡る。
「ほ〜っほっほっほ。リュカ、束の間の幸せを味わいなさい。いずれミルドラース様自ら、人界を滅ぼすでしょう。ほ〜っほっほ「あー!」
ゲマの笑いを遮って、突然お父さんが騒ぎ出す!
何事!?
「ビアンカに温もりが戻ってきた!!」
お父さんは一人、色を取り戻すお母さんを抱き締め、喜び騒ぐ…どうやらゲマの事など眼中に無い様だ!
本当にお母さんの事しか頭に無いのか?
僕は本当にこの人と血が繋がっているのだろうか?
不安になる…
ティミーSIDE END
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