暁 〜小説投稿サイト〜
稀代の投資家、帝国貴族の3男坊に転生
26話:ザイ坊と兄貴の日
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
まで言うと、兄貴と叔父貴はすこし悪い笑みを浮かべた。

「差配をするのは、当然、視察された皇族になるだろうし、視察し感銘を覚えたって理由でこの話を出してもいいと思うし、面白い話になりそうだと思うんだけど。」

「ザイ坊は本当に門閥貴族の事を良くわかっておるな。確かに面白い話だ。オブジェの付属物に名前を刻む事で利益を上げようとは・・。面白い。」

兄貴は乗り気のようだし、叔父貴も楽しそうだ。

「来期なら、超硬度鋼とスーパーセラミックの生産設備も立ち上がるから、火入れ式も合わせてできるし、要塞完成後は要塞主砲の試射式をしても面白いかもね。」

「それは楽しそうじゃ。ザイ坊は面白い話ばかりもってくるのう。」

兄貴も叔父貴も上機嫌だ。おれが陛下の偉業と言ったのは本心だ。事業規模で言ったら人類史に残ってもいいと思う。ならとことんお祭りにした方が楽しいし、恩返しではないが兄貴も巻き込みたい。どうせ自称次期皇帝は前線には来れないのだから、必然的におれプロデュースのイベントに来れる皇族は兄貴だけなのだ。

それから皇族による夫婦円満の秘訣だの、子育ての秘訣だのを面白おかしく話してもらった。久しぶりに心から楽しめる時間だった。兄貴にもそう思ってもらえていれば嬉しいが。

オーディンにいる間は、おばあ様と晩餐を共にすると決めている。
いい時間になったところで俺たちはVIPルームを辞した。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ