外伝〜想定外(イレギュラー)の戦い〜 後篇
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セリカの追撃に気づいていたマクバーンは自身の異能によって形成された焔の剣による強烈な一撃―――ヘルフレアを放って対抗した。すると二人の剣がぶつかり合った瞬間、セリカの魔剣はマクバーンの焔の剣を真っ二つに切り裂いてそのままマクバーンへと襲い掛かった!
「な――――ぐああああああああッ!?」
自身の異能によって作られた焔の剣が易々と斬られた事に驚いたマクバーンはすぐに回避行動をとったが、高速で放たれたセリカの強烈な一撃には間に合わず、セリカの雷光を纏わせた強烈な一撃は焔の剣を持っていたマクバーンの腕を”霊体ごと”斬り、霊体ごと腕が斬られたマクバーンは片腕を失った状態で悲鳴を上げ
「薙ぎ払え――――斬!!」
「ガアッ!?」
更にロカが側面から聖槍による薙ぎ払い攻撃で追撃し、マクバーンに更なるダメージを与えた。
「ハア、ハア………!ク、クク……俺が……また、負ける―――いや、殺される……?”英雄王”達にリベンジもできずに……?」
セリカ達との戦闘によって満身創痍の状態のマクバーンは不敵な笑みを浮かべ
「そんな事……ありえる訳がねぇだろうが―――――――ッ!!」
やがて全身に膨大な黒き焔を纏わせる咆哮―――――オーバーヒートを発動させてダメージや霊力を回復させた。
「俺の”全部”、耐えられるものなら耐えてみろ!オォォォォォ―――――――ッ!!ヘル――――ハザードッ!!」
全身に膨大な黒き焔を溜めたマクバーンは残った片腕から巨大な黒き焔の球体をセリカ達目がけて放った!
「枢孔―――――紅燐剣!!」
対するセリカは刀身に真空の刃を創り出して広範囲を攻撃する飛燕剣の剣技―――――”紅燐剣”の最上位技を解き放った!すると解き放たれた無数の真空の刃は黒き焔の球体を”木端微塵に斬り裂いた!”
「な……あ……っ!?」
剣技によって自身の最大技が防がれるという信じられない出来事にマクバーンが目を見開いて驚いたその時!
「マーズテリアよ、あらゆる穢れの浄化の光を今ここに――――――天界光!!」
「ぐがあああああああああああああああああああっ!?」
ロカがあらゆる穢れを消滅させる究極の神聖魔術を発動させ、天より顕れた究極の神聖魔術の光の柱を受けたマクバーンは悲鳴を上げて大ダメージを受け
「終わりだ。飛燕―――――」
「!!」
そこにセリカがマクバーンに向かって神速で飛び込んで一瞬で無数の斬撃を叩き込み
「姫神恍舞!!」
「ガ……ア………ッ!?ク……ソ……”最高の祭り”が……始まる前に……俺が死ぬ……だと…っ…!?クソ―――――――――――ッ!!」
そしてマクバーンの背後に立ったセリカが魔剣を一振りするとマクバーンの霊体はバラバラになり、マクバーンは瀕死の状態の霊体ごと無数に斬り裂かれた事によって、自身が魂ごと抹消される事に悔しさの咆
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