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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜想定外(イレギュラー)の戦い〜 後篇
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払い攻撃を放ち、二人の薙ぎ払いによってカンパネルラは腹と背中から大量の血を出血させながら悲鳴を上げた。
「ハア、ハア………”六銃士”が相当な実力者であることは知っていたけど、まさか最低でもレーヴェクラスだなんて完全に想定外だよ………しかも、皇妃の二人も全員最低でもレーヴェクラスでないと対抗できないレベルの戦闘能力とか、勘弁してほしいよ………」
転移魔術で一端ヴァイス達から距離を取ったカンパネルラは満身創痍の状態で息を切らせつつ、周囲を見回すとそれぞれの相手に一方的に押され続けているマクバーンとオルディーネに気づいた。
「不味い――――!マクバーンもそうだけど、”蒼”にも今倒れてもらうわけには―――――クッ…………まだ霊力(マナ)も回復しきっていない状況で”アレ”を撃ちたくはなかったけど、やむをえないね……!」
二人の劣勢に血相を変えたカンパネルラは表情を厳しくした後一気に勝負を決めるためにSクラフトを発動させた。するとカンパネルラはのの頭上に”塩の杭”を模倣した巨大な”杭”が顕れた。
「ルリエンよ、汝の裁きを今ここに―――――」
するとカンパネルラが大技を仕掛ける事を悟ったエルファティシアは自身の頭上に凄まじい魔力が集束した事によって槍の姿へと顕させ
「全部、塩になっちゃえ!!」
「ルリエンの裁き!!」
カンパネルラが巨大な”杭”を放つと同時に”槍”を放った!すると”杭”と”槍”がぶつかった瞬間、槍は”杭”を易々と貫いてカンパネルラ目がけて襲い掛かり、貫かれた”杭”は真っ二つになって空中で消滅した!
「な―――――あぐっ!?くっ………」
自身の大技が易々と無効化された事に驚いたカンパネルラは襲い掛かる槍に気づくと咄嗟に側面に跳躍して直撃は回避したが、槍が地面に刺さった瞬間に起こった光の大爆発に巻き込まれ、ダメージを受けた後”ブレイク”状態になって、致命的な隙ができた。

「リセル、共に行くぞ!」
「はい!どこまでもお供します、ヴァイス様!」
カンパネルラにできた隙を見逃さないかのようにヴァイスはリセルと視線を交わした後カンパネルラに強烈な斬撃を叩き込んで一端下がり、ヴァイスの一撃離脱と入れ替わるようにリセルは怒涛の連続砲撃で追撃し、砲撃を終えた後ヴァイスと同時にカンパネルラに斬り込んだ!
「「ロードストライク!!」」
「うあああああああっ!?」
ヴァイスとリセルが放った連携突撃技(コンビクラフト)を受けたことでカンパネルラは二人に斬られた場所から大量の血を出血させながら悲鳴を上げた。
「こいつで止めだ。――――――沈めやぁっ!」
「へぶっ!?――――あぐっ!?」
そして止めにギュランドロスがカンパネルラに詰め寄って剛腕をカンパネルラの顔目がけて振るい、ギュランドロスの剛腕を防御する余裕もなくまともに受けたカンパネル
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